稲田支部の皆様からの討議会のご報告です!!
稲田支部より討議会のご報告を頂きました!
ぜひ皆様もご覧くださいませ☆
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開催日時:3月12日(水)19:30~20:50
参加人数:12名
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設問1:経営者として、あなたが社員さんに働くことの気概や志をどのように見せているか。また働く意味をどのようにして伝えていますか。
・ とことんやってみせる。ゆとり世代がやらないというが、自分たちの世代が「かっこいい」と思わせられていない責任もあるのではないか。
・ なんで働くのか、を伝えている。まずどうなりたいのかを聴く。最初はお金がほしいから、でいいのでは。そこからお金を得るためには、結局会社に貢献しなければならない。会社に貢献するためには、お客様に喜んでいただかなければならない。最初の欲の中心は自分だが、結局お客様のお役に立つことに繋がっていけばいい。
・ 若い男性社員が将来、お店を持ちたいという希望を持っている。そのためにお金を貯めたりキャリアを積んだりするためには、お店をよくしなければならない。お店の業績が上がれば、さらに店舗を出して店長のチャンスを与えることもできる。経営者としては社員さんにチャンスを作ってあげたい。
・ 率先模範、背中で示しているつもりだが、社員さんから少し休んだら、とは言われたことがない。示しているつもりだけで、働く気概や志は伝わっていないように思う。パート、アルバイトが多いので、価値観も多様。仕事でそれを共有するには、業務を一緒にしているだけではなく、理念、思いを共有することが必要かなと感じる。
・ 価値観は100種類以上あるそうだ。各々の価値観を一緒にすることは不可能だが、歩み寄って共鳴することはできる。
・ 背中で見せることは大切。やらせてみるのも大事だが、やってみせる。少し見せつけるくらいの意識でやって見せることもある。
設問2:社員さんのモチベーション(やる気)をいかに経営資源として活用できるか。承認の企業文化(ありがとう経営)を育むために、あなたは何ができますか。
・ ほめるのが苦手で、土建屋のおやじよろしく、怒鳴り散らしていた。こどももほめてやったことがなかった。ほめようと思っても、うまくほめることを探せなかったり、恥ずかしかったりする。
・ ほめることも、叱ることも、相手を見てやるべき。特効薬はないので、地道にやるしかない。企業は人なり。社員一人ひとりがビジョンと目標をもって、会社を利用してほしい。
・ 業態によって違うが、開発・技術を持っている社員さんほど会社に依存していない。スキルが上がるような仕事が入ると、目が輝きモチベーションが上がる。既存の仕事に新しい仕事を混ぜてコミットしていくことが、モチベーション向上につながる。
・ 開発のプロジェクトチームを円滑に進めるためには、コミュニケーションが不可欠。ありがとう経営はチームのコミュニケーションをとり進捗管理を行う点で、気づきになる。
・ 給与明細に手書きでありがとう、と書いて感謝を伝えている。日常からいいところをほめるように心がけている。
・ 条件付きほめ方がいい、と聞いたことがある。ただほめるだけでなく、「もう少しこうすればもっと良かったね」を付け加えることで、相手に印象づけることができ、さらに一段上の成長を促すこともできる。
設問3:思考の三原則の観点でヤマト運輸の事例を分析してください。
・ 思考の三原則はちょっと理解がむつかしい。よく3つの鏡で社員さんに伝えている。
〓 1、枝葉末節に囚われず「本質」を見ること。 → 近くを見る → 顕微鏡
〓 2、一面だけで見ないで「多面的」に捉えること。 → 両眼で見る → 双眼鏡
〓 3、目先に囚われず「長い目」で見ること。→ 遠くを見る → 望遠鏡
・ 何のためにお店を出すのか。目先のお金のためではなく、長期的な目標であったり、社員さんのチャンスを創出するためであったりする。
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【所感】働くことの気概や志を伝えたり、社員さんを承認することを実践されている方は、発言がぶれないな、と感じました。会社の経営理念も大切ですが、経営者個人としての志がまず大切だと、当たり前のことに改めて気づかされた討議会でした。忌憚のない意見を出し合うことが、結局相手を思うことにつながると感じました。
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