勉強会でみつけた、「今、しなければならないこと」のヒント

勉強会でみつけた、「今、しなければならないこと」のヒント

当支部は、メンバー全員が二代・三代目の経営者です。激動の時代を乗り越えるために即戦力を求められ、経営の基本から学ぼうと発足しました。
問題点には、①理念やビジョンを共有できる人材の育成、②伸び悩んでいる社員さんへの接し方、③売り上げが厳しいときの対処法、などが挙げられましたが、まずは「理念」が基本です。原点に返って、毎日の営業活動を大切にしようと話しました。着実に営業活動をされた会員さんは、今年大きく業績を伸ばしました。
企業の成功と継続には、社長・幹部・社員による三位一体の協力体制が必要十分条件であり、理想の経営です。そのためには個人の成長は欠かせず、『論語』や『大学』の勉強会を開催したり、社員さんと地域の勉強会に参加しながら、人間力の向上に努めています。

一方、顧客満足では、店頭または社長自らお客様のご自宅へ出向きご意見を伺ったり、アンケートやモニター制の導入、業務中に気づいた点を毎日報告し合うなどの工夫をしています。
大変実りの多い勉強会ですが、なかでも地元自慢の企業である板室観光ホテル大黒屋さん（09年3月号）と、㈱シアターハウスさん（09年9月号）の事例では、貴重な学びを得ました。強みを活かした「オンリーワン経営」の重要性を痛感し、「私たちが今、しなければいけないこと」のヒントがたくさんありました。
　研究開発もせず、他人と同じことをすれば競争になりません。常に強みを考えることが、オンリーワン商品に繋がると確信しました。
また、設問表の「あなたのお父さんの口癖はどのようなものだったか」という問いでは、皆さんと熱く語り合いました。実践経験を踏まえたアドバイスや、時に厳しい叱責は、今思えば、すべて素晴らしい親の意見だった。まさに親の小言と茄子の花は、千に一つの無駄もないものだと実感しました。
今後も地元の方々にお声がけし続け、参加したいと思われる勉強会にしたい。そして、誇りをもって、学び続けていきたいです。

後藤 秀勝／鈴木 邦彦

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