東海地区大会のご報告
10月31日、日創研名古屋研修センターにて
第2回 東海地区大会が開催されました。
会場一杯のテーブルが全て埋まり、盛会の大会になりました。
今回は尾張ブロックが主管となり開催いたしましたが、
支部の活動報告では、「社長力・管理力・現場力の三位一体経営の促進」を目的に幹部、社員さんも含め勉強会を開催され、現在7支部が立ち上がった経緯が紹介されました。
また、起業家生を中心とした「後継者の会」の活動が報告され、若手経営者やサラリーマンまでも参加され、15~6名の会に育っていることが発表されました。
木野会長のご講演では「継続、そして前進」をテーマにお話くださいました。
ご自身の実際の経営の具体的な事例を交えて
①経営の基本原則は変わらない
②経済と経営は別である
③限られた予算で結果を出す
④困難や障害の大きさは成功した時の結果に比例する
⑤成功は自分の心の中、すなわち指導者の一念にある
⑥市場が無ければ、市場は自分で創り出せ
⑦頭で計算して経営するのではなく、「命」に従えなど、
参加者の方々にとって大事な教えをわかりやすくご講演されました。
途中にお弁当の時間を挟みましたが、各テーブルに会員をリーダーとして置き、自己紹介、講演から学んだことをテーマにコミュニケーションを取っていました。
「理念と経営」勉強会では会員のリーダーがファシリテーション役になり、ディスカッションを行い、全体発表ではリーダーが手を挙げ、初参加者に発表を促す姿がありました。初参加者も大変ご満足いただけたのではないかと思います。
今回、開催のご挨拶を東海地区事務局長の近藤さんがされましたが、
近藤さんのご挨拶が印象的でした。
近藤さんの会社では知的障害者の方を採用されていますが、今年からその方々も「理念と経営」社内勉強会に参加しているそうです。
本を読むことも大変ですし、字を書くことも大変ですが、自宅で親御さんが共に「理念と経営」を読みながら、親御さんが設問に記入をして下さっているそうです。
そして、勉強会ではその方々が積極的に意見を出し、提案をしている姿をみて、他の社員さんも刺激を受け、学ぶことに積極的な社風になってきているそうです。
今まで、「雇用をしてやっているという位置があったと思います。」「この社内勉強会を通して、人に光を当てる経営を行っていきます。」というお話でした。
この社員さんにとっては「理念と経営」の本を与えてもらっていることが、一人の社員として、人間として認めてもらっているということに繋がっているのだと思います。
よく、「うちの社員は勉強しない、難しい、本を与えてもムダだ。」という方がいらっしゃいます。ご自身のお子さんの学校の教科書をムダと言って買わないのでしょうか?おまえは勉強しないから本は買わないと言うのでしょうか?
それより、どうしたら読むようになるか?どうしたら楽しんで参加するようになるかを考え、工夫していくことだなと感じました。
今回、開催にあたりご尽力を賜りました深井実行委員長はじめ、尾張ブロックの皆様、平松地区会長、近藤事務局長の皆様方に心から感謝申し上げます。
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