田舞通信 2008年 198号 『 次のリーダーよ出でよ!(勘と度胸と体験の差が出る!) 』
田舞通信 2008年 198号
『 次のリーダーよ出でよ!(勘と度胸と体験の差が出る!) 』
親愛なる皆様、お元気ですか。
今日の教訓
「ピーター・F・ドラッカー博士(社会生態学者・20世紀最高峰の経営学者)は、リーダーの存在理由は危機の時にこそあると述べておられます。
経営危機
金融危機
経済危機
次々に危機が訪れます。でも、解決できないことはありません。勇気と挑戦ーーーー夢は必ず叶うのです。
田舞徳太郎」
東京から戻り、明日の日創研・経営研究会理事会、そして、全国経営発表大会で帰阪しました。21TTも残り最終回のみですが、終わりではなく始まりだと思います。
昨年のTTコースの○○社長がメールをくださいました。こうした私の見えないところで、多くの人がご支援を下さっています。ありがとう経営・増益経営キャンペーンは苦労もありますが、最高の恩返しだと思っています。
メール
「お世話になります。○○です。私は明日から、経営発表大会で江坂(大阪)に行きます。おそらく、何名かの人には再会できるでしょう!楽しみにしております。さて、○○はまたまた他流試合を行いました!祖川さん率いる△△自動車学校さんと、うちの○○という社員が、一緒に理念と経営勉強会をしたのです。
○○社長より」
この方は、私の講演の折、親子で参加され、それまでのお父さんの「アンチ日創研」が払拭されました。過日の増益経営計画セミナーでも、同じ方々が3組ありました。
○○社長曰く
「田舞さんの言うように、親を説得しようとする前に、日創研を同じ立場で参加し経験してもらうことで、逆に褒められました。お前が、こういう勉強しているとは知らなかったけど、若いときには、しっかり勉強するようにと言われました」
起業家15期生の息子たちからのメールです。今回も熱心に学びました。僕はいつも厳しく接していますから、多分疎まれているかもしれません。でも、この厳しい時代を生き抜くには、下記の5つの要件がいります。
1、勘(学びに裏付けられていること)
2、度胸(こうなったら、怖れるよりも挑むのです)
3、体験(修羅場を潜り抜けてきた人間の出番)
4、義理(義理の理は、大理石のスジを指します。
治乱興亡のもと)
5、人情(やはり、お世話になった人には
いつまでもありがとうの気持ちが大事)
リーダーになる人は、理屈で経営は出来ないことを知っています。
「田舞の親父さん、いつもありがとうございます。昨日は防衛機制の講義でご指導いただきありがとうございました。とてもうれしかったです。まさに親父さんがおっしゃる通り、 まだまだ父におんぶに抱っこです。本日より13の徳目は責任にさせていただきます。また、Kさんもとてもうれしそうでした。
久々に彼があんなに楽しそうに笑っている笑顔を見れてよかったです。
ありがとうございます。
起業家15期生より」
吉田茂元首相は優れた宰相です。その吉田元首相が述べています。
「明治の指導者たちはすぐれた「勘」をもっていた。 しかし、勘というものは幸運と同じように、つくり出そうとして、つくりだせるものではない。 それらはともに、すぐれた歴史の感覚をもち、勤勉に働く国民に与えられる一種の贈り物のようなものである。
月刊・理念と経営の巻末より」
1990年代、自動車産業界と、家電メーカーは打つ手が異なった。家電は苦しみ、パナソニックもリストラをせざるを得なかった。
自動車業界は、次にくる厳しい時代を先取りして研究開発をした。具体的な手を打ってきたのです。パナソニックがサンヨーをM&Aします。
松下幸之助翁も、サンヨーの井植歳男創業者も、元の鞘に納まって喜んでおられるでしょう。日本代表として、更なる「モノづくり」に励んでいただきたいと思います。
日本は金まみれになってはいけないのです。まさに、理念と経営です。
田舞徳太郎
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