ビジョンなき経営の危うさ!(現場力の強化)

ビジョンなき経営の危うさ!(現場力の強化)


私の尊敬する故ドラッカー博士は、
リーダーに最も必要な条件は「真摯さ」であると述べています。
真摯さの欠如を人は許さないと断言し、
それを許すリーダーをも許さないと述べています。

真摯さには感謝力も入ると思いますが、
経営者としての、上司としての真摯さは何かを考えました。
色々な要素があるでしょうが、
私はビジョンや理念ではないかと思います。

いみじくも、ドラッカー博士は、
「経営者の究極の仕事は『ビジョン』をしめすことだ」
と、明確に経営者の責任と役割を述べています。

***

「何の為に、経営をしているのか?」
これが明確でなければ、
社員さんもただ仕事をこなすだけで
夢や希望に満ちて仕事をすることが出来なくなります。

『ビジョンなき経営がいかに危ういか?』
『ビジョンなき経営がいかに短命か?』
『ビジョンなき経営者の考え方がいかに貧困か?』
『ビジョン・理念を安易に単なる念いだけで解釈していないか?』

以前も「月刊・理念と経営」の中で述べましたが、
今の時代は特に、社員さんにビジョンを示し、
夢や希望を経営者が与えていくことが何よりの人材育成だと思います。

***

明確なビジョンのない企業に、優秀な人材は集まってきませんし、
一刻も早く、ビジョンの確立を急ぐべきです。
今日も田舞塾のケース・メソッド授業では、
「もっと明確なビジョンを示すべきではありませんか?」と、
先輩経営者達がアドバイスをされていました。

社長・幹部はいつも危機感や不安に襲われます。
だからビジョンが必要なのですが、
今回の教育ケース提供者の?社長の質問に答えたことが有ります。
彼も心配屋さんで色々なのです。

***

「?社長、僕はね、体験的に企業や人間のの成長を、
次のように考えているのよ。
今、不安かもしれないけれど、僕にもたくさんの不安があるし、
すべての段階を抱えて経営しているんだよ・・・・頑張ろうよ」

第一段階・恐い、(不安が先で経営に歓びはない)
第二段階・危機感、恐怖心が強くなるが、それをバネに成長できるか?
第三段階・欲望、  ここから欲望と同時に少しビジョンや希望が生まれる
第四段階・競争、  ここから経営能力が試される
第五段階・責任、  社会的認識が強くなる
第六段階・志    私心よりも世の為に努力する

***

人は悩みながら頑張っています。
その悩みながら頑張っておられる方々に、
私たち日本創造教育研究所はご支援いただいています。

「月刊・理念と経営」も、
可能思考教育や色々な研修も、
「こころに残るありがとう体験メッセージ・400字以上」も・・・・
だからこそ我々は更に努力して、
献身的に尽さなければならないと思います。

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