「ハイ・サービス日本３００選」に選ばれた病院の勉強会

「ハイ・サービス日本３００選」に医療法人として唯一広島の井手下クリニックが選ばれました。

http://www.service-js.jp/service/

これはサービス産業生産性協議会（牛尾治朗会長）が全国の優れた改善事例を表彰するもので、
井手下クリニックは医療や介護をサービス業と捉え、トヨタ生産方式を手本に効率化を進めてきた結果、
「来院から帰院まで60分」とした目標を二年間で３８％から８５％に改善した。
その中でも、人材育成で相互援助ができる体質を作ってきたことが評価されました。

これはまさに異業種、異業態から学ぶ姿勢の結果の賜物と思います。
自分の業種、業態の常識で考えていると改善できないアイデアだったものでしょう。

この病院ではまず人材づくりが重要なポイントでした。
個人が知識とノウハウを広げれば、職種間の隙間を埋められる。
例えば手の空いた看護師が事務を手伝えるようになる。
個人の能力が上がるとともに、他の部署との助け合いの心も生まれる。
個人が組織全体を見る力があり、
組織にお互いを援助しあう「協働の自発性」がある。
経営的視点が生まれてきた結果です。

この病院では全スタッフが「理念と経営」社内勉強会に取り組み、
異業種異業態の事例から学ぶ姿勢を育ててきました。
こうした努力が学ぶ組織を創ってきたのです。

医師、看護師、介護スタッフ、事務員までが一体となって、改善運動に取り組みました。
全員が経営的視点を高めた結果、手にした賞ではなかったでしょうか。

先日、この勉強会を更に活性化するためにフォローアップ研修を行いました。
当日はローテーションの関係で半数の人しか参加できませんでしたが、
皆さん前向きに参加して、今後の勉強会を更に盛り上げるためにディスカッションを行っていました。

今後、１３の徳目を利用した朝礼も行い、「ありがとうカード」を活用してかれるそうです。
これからも「患者さんと職員の両方にとって満足度日本一の病院をつくる。」
というビジョンに向かって学んでいきます。と仰っていました。

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