企業事例研究；１０月号

ます。「理念と経営」は中小企業が活性化するためのヒントが詰まっている月刊誌でございます。最後までお読み頂き、お役に立てましたら幸いと存じます。

◆企業事例研究ＰＡＲＴⅠ
『「あいつか」と言われるのと
「あいつなら」と言われる違いは大きい』
「プロが選ぶ日本のホテル･旅館100選」において、実に、２７年連続で総合一位を獲得している”日本一のお宿”加賀屋は他の旅館と何が違うのか。それを支える経営哲学は何か――。小田会長に語って頂きました。

・「バブル期には拡大路線が「当然」のようになっていましたが、そうではなく、本業である「お客様満足」に徹したこと、これが今考えれば大きな分かれ道でした。」
・「サービスとはプロとして訓練された社員が給料を頂いて、お客様のために正確にお役に立って、お客様から感激と満足を引き出すこと」
・「サービスの本質は、『正確性』と『ホスピタリティ』です。この両方が相まって初めて良いサービスになります。この原則が頭にあれば、常に行動の物差しとなるわけです。」

◆企業事例研究ＰＡＲＴⅡ
『絶好期だからこそ、逆に冷静に、足下を見ていけ』
中国やブラジルの需要拡大による好景気に踊らず、将来を見据え、若きトップが打ち出した”攻めの経営戦略”には、父の創業の精神が脈打っていた――。能勢鋼材株式会社の能勢孝一社長に語って頂きました。

・「ここで有頂天になっては、自分を見失うと自戒しています。ニッケルなどの高騰は、世界のマネー投機の結果です。正常な状態ではありません。」
・「この人たち（加工工場）のお陰でうちはもっている事を実感しました。その感謝の気持ちを忘れたらあかんと肝に銘じましたね。」
・「私の究極のビジョンは、私が死んだ時に父と再会して『ようやったな！』といわれることです。」
　　　　　　　　　　　
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