1年以上かかりました。
福井の金属化工業の会社の経営発表大会にお邪魔しました。
この会社は昨年の理念と経営にもご登場頂いた会社さんです。
現社長は先代の社長の時に経営破綻した会社を一従業員の立場で引き継いだ方です。その後、様々な苦難を経て今では優良企業に育て上げられました。
この会社では、理念と経営に取り上げられた以降、社内勉強会を行なったのですが、当初は抵抗勢力にあって、反対されたそうです。
「なんでこんな勉強しないといけないのか、我々は技術屋だ。」
「こんなことしたって意味がない。」・・・・
しかしながら、最初は報告書が全くあがらず、来たとしても否定的な意見ばかり。
それでも社長は根気強く説得を続け、やり続けました。
半年に一度リーダーを交代し、やり続けているうちに報告書も随分と肯定的なものになり、経営理念や仕事に対する価値観、考え方が前向きで建設的なものへと変化してきたそうです。
私もその報告書を拝見しましたが、大変素晴らしく見本にしたいような報告書でした。
やはり、大切なことはたとえその勉強会に社長が参加しなくても、
コミュニケーションをしっかり取ることだと感じました。
最初のころの否定的な報告書を穴が開くほど眺めながら、なにか一つでもいいところがないかと頭をかかえていたそうです。それでも社長コメントのなかでは感謝の気持ちを表し、励まし続けたそうです。
大切なのはトップの情熱なのでしょうね。
今回の経営発表では部門方針を皆でディスカッションを行ないながら策定する作業を行なってました。
その姿を見ながら「うちの強みは現場力なんです。」と誇らしく呟いていました。
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