「理念と経営」社内勉強会で目標達成

「理念と経営」社内勉強会で目標達成


5月9日、10日、11日と箕面の明徳庵にて、アプリシェイトグループさんの目標設定会議が
行なわれていました。

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この会社は高齢者をはじめとする社会的なハンディーキャップを抱えた人たちに、生活の保証と向上及び社会との 共生の実現(ソーシャルインクルージョン)を目的にしたサポーティブハウスを運営しています。そこの山田 和英社長にお話しを伺いました。

半期ごとに目標設定をしていますが、売り上げ目標の達成をしました。
5回この会議を続けていますが、中小企業は目標設定、その目標を達成することが会社では大事なんだということを教えるのが難しい。だからこそ、半年に一度、こうして2泊3日かけてじっくりと会議をしています。
今回、目標を達成したことですし、また、この明徳庵を貸していただけるとのことで、
明徳庵でさせていただきました。
綺麗で落ち着いたところで女の子も喜んでいます。

社内勉強会が今回の目標達成に繋がったことはありますか?

「経営者の誠実なものの見方が理解してもらえたことがあります。」
社員さんの中には、親御さんなどを見ていて、会社にひどい目に逢わされた。という見方をする子もいます。会社というのはややこしいところではないかという先入観を持っている子もいます。
日創研の会員の会社さんや、「理念と経営」に出ている会社さんは誠実で、清潔ですから、
こういう会社も世の中にあるんだ、会社というものは信用できるものなんだ。というベースが作れました。そこから更に一緒にがんばって行くという同志という感覚が生まれてきました。
社長も、社員も同じビジョン、ミッションに向かっていく同志なんだ。そんな空気が社内の中に出来たのはこの「理念と経営」の社内勉強会の成果だなと思っています。
社長の上に、ビジョン・使命・理念があるんだということが浸透してきました。

経営者・幹部が言っていることに笛吹けど踊らずというところがありましたが、前回の会議からなくなってきました。
そうすると、関係のない部署の仕事であっても助け合うようになりチームワークが生まれました。
そうした風土が目標達成を生んだと思っています。
若い人は組織をしらないから、組織というものを先に教えた会社が勝ちだなと思っています。
それには「理念と経営」がいい教材ですね。

こう語りながら、また会議に戻っていかれました。
その表情は社員の成長の喜びと、また来期への決意が溢れていました。

その後、社員さんにもお話しを伺ったところ。
「今回の会議は、会社としても初めて目標達成することが出来た記念すべき会議でした。
今期の半年間は、成果を出すための、協力、連携できる組織作りに力を注ぎました。
社員一人ひとりが自分の身勝手を抑え、ビジョン・ミッションに沿った成果を出すために貢献する、経営的視点を持つことを目指してきました。
理念と経営勉強会も活用して、そのような組織作りを行っていたのが、今回の目標達成につながったと感じます。」

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お話しから、社長も社員さんも同じ方向を向いているのが感じられますね。
また、明徳庵の感想を伺いますと。
「今回、明徳庵を初めて使わせて頂いたのですが、
素晴らしいところだったので、社員一同感激いたしました。
周りは大自然で、窓の外には、もみじの新緑が美しく映え、耳を澄ますと川のせせらぎや鳥や蛙の声が聞こえました。
本社が大阪市内にありますので、都会の騒がしさから離れた環境で、気持ちもリフレッシュした状態で、会議に臨むことが出来ました。
館内の雰囲気も趣があり、家具や調度品も美しく、センスを感じました。
さらに館内の光の具合や芳香など、隅々にもてなしの心配りがされており、その点にも感激しました。

また、お食事も頂きましたが、筍の煮付けや山菜天ぷらなど家庭的で季節感のあるお料理で大変おいしかったです。
このような大変素晴らしい環境のおかげで、社員一同会議に集中することが出来、将来のビジョンについてじっくりと話し合うことが出来ました。」

こうして、「理念と経営」社内勉強会が
・経営理念の浸透
・各自の責任と役割の自覚
・チームワーク
・成果への行動
等に確実に結びついていますね。

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