創立41周年の勉強会

創立41周年の勉強会


広島の平成電工さんに伺ってきました。
本日は会社設立41周年の記念の日でしたが、この日を機に社内勉強会を行なって新たな出発の日としようということでした。

まづ最初に社員さんの表彰が行なわれました。
今までは勤続年数の表彰だけだったそうですが、
今年はそれに加え、功労賞ということで、しっかりとした仕事をし、
お客様からも評価の高い方を表彰されていました。

その方は、お名前が呼ばれたときは「えっ、自分が?」と驚いていらっしゃいましたが、
とても嬉しそうでした。
こうした動機付けも大切なことですね。

その後佐木社長より、勉強会の主旨説明があり、勉強会を行ないました。

41周年の記念日が初めての「理念と経営」社内勉強会で、戸惑いもあったようですが。
皆さん輪読から始まり、設問表への記入、発表、ディスカッションと取り組んでいただきました。

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今回は4月号を扱い、設問4の「あなたは両親や学校の先生などから、仕事に関してどのような教育を受けましたか?」という質問から仕事観を再確認していきました。

設問5の「あなたは待ちの姿勢で仕事をしたいですか?一工夫して楽しくしたいですか?」という設問に「今までで一工夫した体験を述べてください。」を加えて発表していただきました。

意外と知らないところで、それぞれが色々な一工夫をしているものです。
また知っていてもそれを評価し、認めてあげることが出来ていないものです。
しかし、こうした一工夫の積み重ねが会社の評価を大きく分けているものです。

そんな一工夫をお互いが発表することで、承認し、感謝し、
標準化することで、仕事の質が変わっていくのではないでしょうか?

こうしたことが自然と出来ていくのが、この勉強会のよさではないでしょうか?

そして最後に「びわこホーム」さんの事例研究を読み、それでは平成電工さんの強みは何でしょうか?
という問い掛けで締めくくらせていただきました。

平成電工さんは電気工事の仕事で主にハウスメーカーさんや工務店の下請仕事が主なお客様です。
電気工事業というのは言われたことが出来て当たり前、特に特殊な商品を扱っているわけではなく、
特別な技術という訳でもありません。単価も厳しくなってきています。
だからこそ、「現場の一工夫や、信頼、確実性、現場監督との報告・連絡・相談といったことが、より他とは違う「質」を見せていくことによって違いが生まれる。」
つまり、「現場力の違いによってでしか生き残ることは出来ない。だからこそ、この「理念と経営」で勉強して、現場の違いを見せていって欲しい。」そして「平成電工の強みを創っていって欲しい。」
ということを最後の締めくくりにあたってお伝えしました。

終了後佐木社長から、一番私が言いたかったことを伝えていただいた。と仰っていただきました。
「理念と経営」の導入目的はここにあったようです。

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中小企業の多くは、商品やサービスになかなか独自性が見つからない。
だからダメなのではなく、だからこそ、「人」に違いを作っていかなくてはならないのではないでしょうか?

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