8月号読みどころ(1)
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月刊「理念と経営」の読みどころ(1) 8月号
「企業事例研究 2」
株式会社熊本駅構内タクシー
代表取締役 稲葉 伸一郎
_____________ P42~P49 _
8月号の熊本駅構内タクシー様の企業事例を
ご紹介します。
同社は、企業寿命が30年と言われる中で、
創業85周年を迎えられ、さらに100周年を
目指しておられる熊本駅構内タクシー様。
今回の企業事例研究は、
全ての企業人に必読の内容です。
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■ 100年企業を目指す兄弟の思い
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多くの企業様を訪問し、お話をお伺いすると、
悩んでいらっしゃることの大半は、
部下育成も含めた「人間関係」の問題です。
中小企業は同族企業が多いですが、
親子や兄弟の人間関係がうまくいかず、
業績が悪化する企業も少なくありません。
そんな中で、創業85周年を迎えられた
熊本駅構内タクシー様を支えるものは、
稲葉伸一郎社長、稲葉龍之専務の
ご兄弟の固い絆です。
鉄のような固い絆の根幹は、
ご兄弟で共に意見を交わし、作った
理念・方針が共有されているからです。
経営理念
「親切日本一を目指して」、
基本方針
「日々新たな革新への挑戦」
「2人がぶつかることはないのですか?」
との問いに、兄である稲葉社長は、
「意見が異なることは当然ありますね。
戦略が食い違うこともある。
しかし、理念は絶対的に共有されている。
ですから、決定的な衝突にはなりません。
同じ方向を向いている確信がありますから」
と答えられています。
弟である稲葉龍之専務は、
このようにも表現しています。
「理念はもちろん、使命や責任、
これらも共有されています。
このことが、私たちの強みだと思います。
この共有があるから
芯の部分がブレないんです。」
ご兄弟がいかにして
固い絆で結ばれるようになったのか?
それは、お父様が亡くなる直前に、
おふたりに贈った言葉にありました。
お父様の想い。
そして、お父様の想いに応えるご兄弟。
100年企業を目指す想いを、
是非本誌にて感じて下さい。
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■ 「親切日本一」実現の為に
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同社では「親切日本一」実現の為に、
ドライバー教育を徹底しています。
そのために、社長が理念を語り、
専務が財務関連の話をするなど
役割分担が明確になされています。
印象に残るのはこの一文です。
「 『(稲葉伸一郎社長の言葉)
市内で時々、我が社のタクシーを
見かけることがあります。
そのときに、お客様とドライバーが
楽しそうに笑いながら走っている
光景などを見ると、心から感動します。
そうしたシーンを見るときが、
社長として一番嬉しい瞬間ですね。』
弟である専務が、端然とした中に
穏やかな笑みを浮かべる。
笑顔は同意の表れである。」
理念経営を実現していく為に、
最も重要なことは何か!
そのヒントを、
同社の記事の中で感じ取って下さい。
特に同族企業の方は、
多くのヒントがあると思います。
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