4月号読みどころ(3)
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4月号
『 企業の成功法則 』
~ 社長力・管理力・現場力 ~
____________ P29~P35 __
特に今回は、
「現場力」に焦点を絞ってご紹介いたします。
テーマは、「自主的に意思決定する能力を養う」
トップの下した意思決定を、
商品やサービスなどに具体化していくのは
現場の力です。
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■ 松下電器産業の社員がとった行動
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松下電器産業の社員さんの行動に
感動したエピソードが紹介されています。
松下電器産業の石油温風機の事故の後、
弓道の試合会場で、ある若い社員が
温風器回収のチラシを配り、
謝罪をされたそうです。
しかも、業務命令ではなく、
自主的に行ったとのことです。
もし皆さんの会社が
不祥事を起こしてしまった時、
若い社員さんたちが同じような行動を
取れるでしょうか?
皆さん自身は同じように出来たとしても、
皆さんの同僚は、部下は、社員さんは
どうでしょうか?
一度、考えてみる価値はあると思います。
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■ 自分の考える力の発生源
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通常、他部署が起こした不祥事の場合、
自分の部署とは関係ないと考えるのが、
現場の人たちの感覚ではないでしょうか?
上記に紹介した若者が、
自社の起こした不祥事に
無関心でいられなかったのは、
なぜでしょうか?
「会社の問題は自分の問題」という感覚が、
自主的な行動につながったのです。
そして、
人間の自主的な行動の前には、
「問題を考え抜く力」が必要になります。
つまり、
「思考力」が重要になるということです。
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■ 思考力の前には感じる力がいる
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「思考力」を高めるにはどうすればいいのか?
本誌では、トヨタ関連の社長を務められた
加藤宗平先生の体験が紹介されていますが、
日創研の研修で言うならば、
次のように言えます。
「思考力」を高めるには、
「気づきの能力」が必要である。
感動するサービスは、
「気づきの能力」から生まれます。
「お客様が何を望んでいるのか」、
「お客様の困っている事は?」ということに
ピン!とくる能力がなければ、
サービスもできません。
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以上のように、
自主的に意思決定し、行動するには、
感性・知性・行動の全てが必要です。
この「企業の成功法則」を読んで、
「自分が果たすべき役割は何なのか?」を
考えてください。
考えたら、あとは行動です。
行動が経験なり、経験が改善につながります。
月刊「理念と経営」の勉強会が
定着してきましたが、
勉強会の中で、毎月ひとつでも良いので、
改善目標を立ててチャレンジしてください。
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