【用語】4月号(2)
●変動費、固定費(4月号20ページ)
変動費とは、売上高の増減に即応して増減する費用のこと。
例えば、原材料費や売上手数料などは変動費である。
固定費とは、売上高の増減と関係しない費用のこと。
例えば、減価償却費や固定資産税などは固定費である。
損益分岐点分析を行うには、
費用を変動費と、固定費に分ける必要があり、
これを費用分解と呼ぶ。
費用分解の代表的な方法は下の3つ。
1. 勘定科目法
(勘定科目ごとに変動費と固定費を区別する)
2. 散布図表法
(売上高と費用のプロット・チャートを作図して
固定費を割り出す)
3. 最小自乗法 (最小自乗法の算式を使う)
芝寿しさんでは、
高付加価値商品を作るために原価(変動費)を高く設定し、
それを安く売っています。
そして、それをビジネスとして成立させる為に、
固定的になりがちな人件費において、
パートタイマーを雇用し、繁閑を調整して、
固定費を低く抑えています。
一般的に、高変動費・低固定費型の企業は、
不況抵抗力があると言われていますが、
芝寿しさんが健全経営である要因の一つが
このビジネスモデルにあると言えます。
忘れてはならないのが、
このビジネスモデルの根本には、
経営理念である
「店はお客様のためにある」があり、
創業者の言葉である
「高く買えば物が集まる。安く売れば人が集まる」
があることです。
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