4月号読みどころ(2)
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4月号
「企業事例研究 1」
株式会社芝寿し 代表取締役 梶谷晋弘
創業者 梶谷忠司
__________________ P18~P27 _
4月号企業事例研究の1社目は、株式会社芝寿し様です。
芝寿しさんは、
石川県金沢市に本社を置き、
昭和33年の創業以来、順調に業績を伸ばしておられます。
日本創造教育研究所のT・Tコースでも、
芝寿しさんのお弁当をお願いしています。
芝寿しさんのお弁当のように、
ふたを開けた瞬間に感動するお弁当は、なかなかありません。
彩り、季節感、バランス、食材、全てにおいて
食欲をかきたてられます。
一口食べたときには、もう芝寿しファンになっています。
これほどの商品力は、どこから生まれたのでしょうか?
今回の企業事例研究では、
その要因の一端を垣間見る事ができます。
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■ 高変動費・低固定費型のビジネスモデル
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芝寿しさんは独自の商品開発を行われています。
その根底にあるのは、商売の基本。
食べる人の顔を思い浮かべながら、
どうしたらおいしい料理が出来るかを日々追求されています。
この思いが新たなビジネスモデルを作り出します。
それが高変動費・低固定費型のビジネスモデルです。
お父様から教わった
「高く買えば物が集まり、安く売れば人が集まる」を
そのまま実践されています。
良い商品を作るためには、
良い素材を調達しなければ出来ません。
変動費が増えても堅実に利益を残せる
独自の損益構造の仕組みがここに凝縮されています。
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■ 顧客満足達成への実践
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芝寿しさんの理念「店はお客様のためにある」は
さまざまな具体策として実施されています。
例えば、
売上の約半分を占める運動会などの予約注文のお弁当は、
なんと「雨天中止キャンセルOK」なのです。
普通ならば、雨天でも大量のキャンセルがでれば困るため、
買い取ってもらうでしょう。
売上の半分を占めるとなれば、なおさらです。
芝寿しさんの経営理念である
「店はお客様の為にある」が全社に浸透し、
顧客満足と連動している事を顕著に知ることができます。
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■ 企業を永続させる条件
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企業は店の数を増やして大きくすることを追求するのではなく、
「100年続く企業を目指す」が芝寿しさんのモットーです。
何故、そのような考えに至ったのか?
梶谷社長様が、
企業を永続させる為に必要な考え方を明確に話されています。
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■ 感謝に勝る能力なし
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父親である会長から引き継いだ事業を、
ご子息へ後継することについて語られています。
ご子息に対するプレッシャーのかけ方で、
苦悩される梶谷社長様のお気持ちが
ひしひしと伝わってきます。
後継者のご子息に期待しているものは何か?
後継者をお持ちの方は必読の内容です。
創業者(現会長)の梶谷忠司様と、現社長の梶谷晋弘様の
お二人のインタビューで共通する言葉は、「感謝」です。
27ページの最後にある、
梶谷忠司会長の言葉に芝寿しさんの本質を見ました。
後継者をお持ちの経営者の方は、
この記事をぜひ後継者に読んでもらって下さい。
後継者としての心構え、そして「何を学んでいくべきか」が
分かると思います。
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