4月号読みどころ(1)
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4月号
月刊「理念と経営」の読みどころ (1)
『 松下幸之助翁を語る 』
阪口 純久 様 VS 木野 親之 先生
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4月号のゲストは、
大阪ミナミの老舗料亭「大和屋」の
女将である 阪口 純久(きく)さんです。
『大和屋の座敷に招かれなければ一流とはいえない!』
と言われたほど昭和の政財界の大物に愛された料亭です。
幸之助翁の知られざる一面を垣間見ることができます。
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■ 道を求めるとは?
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昭和の政財界の大物がこよなく愛した文化の殿堂「大和屋」
そこに集うそうそうたる顔ぶれたるや、
枚挙にいとまがありません。
どの分野においても、
道を求め、道を極めようとする方々には
相通ずる部分があります。
その心を通い合わせた空間、それが「大和屋」なのです。
その女将である阪口純久さんの魅力とは何でしょうか?
大和屋にはどのような幸之助翁の姿があったのでしょうか?
幸之助翁は言いました。
「経営は総合芸術やで。魂を入れて美しく仕上げんとな!」
そして、女将の秘めたる熱い想い。
芸者の地位向上!
上方の芸能文化の伝承!
この大きな夢を持つ女将に幸之助翁は言います。
「ぎょうさん芸者こしらえんでよろしいで・・・」
やはり 阪口純久さんの根底には、
心から湧き上がる理念と、それを追い求める姿があり、
幸之助翁はそこに共鳴し、響きあい、応え合ったのでしょう。
道を求める者にしか通じ合えない姿が垣間見れます。
戦時中の大和屋に援助の手を差し伸べる幸之助翁の心意気。
幸之助翁のみならず、知遇を得た方々が
お互いに何に惹かれ合い、求め合い、
何に向かっていったのか、
そんなことを更に探求したくなります。
また、阪口純久さんとのエピソードは、
人間・幸之助のほのぼのとした一面を垣間見ることもできます。
私は、13ページにある幸之助翁の問いに唸りました。
「自分ならば、この問いにどのように答えるだろうか?」と...
「 ある男が無数の扉の中から
一つの扉を開く権利を与えられる。
それぞれの扉の向こうには、
幸福や希望、罠や不幸が待つ。
さて、どれを選ぶか。
選択の自由をもちながら、
選ぶ理由が見つからず、
男はもがき苦しむ。
自由のようで自由でない現実だ。
どう思うかね! 」
皆さんはどう思いますか?
そして、
この後の言葉に、
あくなき求道者「松下幸之助」の姿があります。
4月号の連載対談を読んで、
「人生の目的とは何か?」について話し合って下さい。
経営者と経営幹部、現場の社員さんの間で
「人生をどう生きるか?」について共有できていなければ、
経営理念や経営ビジョンの共有もできません。
ましてや、戦略が浸透するはずがありません。
理念・ビジョンから戦略が始まります。
今回の阪口純久様と木野親之先生の対談を、
皆さんの会社のご発展に活かして頂きたいと思います。
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