【用語】3月号(4)
● 先義後利(3月号42ページ)
「先義後利」は、大丸の経営理念として有名です。
大丸百貨店の創業者である下村彦右衛門は、
大丸の商魂を表現するものとして、
「先義後利」を掲げました。
意味は、「義」を先にして「利」を後にする、
ということです。
正しい筋道を守って商売することで、
利益は後からついてくるということを表します。
有名なエピソードとして、
天保の大塩平八郎の乱の時、他の商店が焼かれる中、
「先義後利」を実践してきた大丸百貨店は、
「大丸は義商なり。これを侵すなかれ」
として焼き討ちを免れ、民衆もそれに賛成したそうです。
企業の社会的責任がいかに重要かを示す事例だと思います。
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