2月号読みどころ(1)
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2月号
月刊「理念と経営」の読みどころ
『 松下幸之助翁を語る 』
山本卓眞様 VS 木野親之先生
___________________ P6~P13 __
この連載対談は、
松下経営哲学の伝導師である木野親之先生と、
松下幸之助翁とご関係が深かった方々にご登場頂いています。
書物だけでは絶対に知ることが出来ないエピソードや、
幸之助翁の経営哲学・人間像を深く学べます。
2月号のゲストは、
富士通株式会社の山本卓眞名誉会長です。
ライバル企業の立場から見ても、
松下幸之助翁は偉大だったようで、
山本卓眞名誉会長のお言葉からは、
幸之助翁への尊敬の念がにじみ出ています。
今回の対談では、
経営者・経営幹部としての「あり方」「考える視点」や
「判断基準」が大変明確になります。
その中で3点だけご紹介します。
= 事業が成功する条件は『時』が非常に大切である ===
「事業は内なる志と外なる流れ、
すなわち、会社の意思と社会からの要請が一致したときに
初めて事業は成功する。そのどちらが欠けても成功しない」
と幸之助翁は考えていたということですが、松下電器産業が
コンピュータ事業から撤退した理由が、まさにこの考え方です。
この考え方は、いわば「選択と集中」であり、
「本業集中」です。
我々中小企業が採っていくべき戦略を考えさせられます。
= 幸之助翁が90歳近くでも、子会社の業績を分析していた =
「事業を成功させるには、
ビジネス(実業)に対する情熱を失わず、
熱心に考え続けなければ
アイデアも何も出てこない」
これは山本卓眞名誉会長のお言葉ですが、
我々経営者・経営幹部が心に刻んでおくべき言葉です。
業種業態を超えた商売の基本ですので、一般社員さんにも
読んでほしい部分です。
= コア・コンピタンス(競争の源泉)を引き出すものは何か? =
「技術の日産、販売のトヨタ」
「技術のユニバック、販売のIBM」
「技術の東芝・日立、販売の松下」
と言われていた時代がありましたが、
結局は販売力がある企業がトップメーカーになっています。
それは何故か・・・
体験した人でなければ答えられない本質がそこにあります。
経営者として、幹部として、日頃から心がけて実践すべきことが
他にもたくさん書かれています。
何を差し置いても、読んで欲しい対談です。
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