堂島ロールが本物になったとき...

＂行列店＂が本物の＂会社＂に成長する過程には、生みの苦しみがある。ロールケーキ・ブームの火つけ役となった「堂島ロール」を製造販売する株式会社モンシュシュは、その試練を見事に乗り越えた。わずかの間に強固な組織をつくり、海外へも進出しはじめた金社長の経営哲学とは─。

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お客様が喜んでくださることなら、何でもやる！

測量資材の世界で国内シェア60％を誇る「カクマル」は、元は小さな材木商だった。同社が業界トップにのぼりつめるまでには、2代目社長の並外れた奮闘があった。社長自らの率先垂範、常識にとらわれない営業戦略、社員を重んじる姿勢など、その仕事ぶりには業界を超えた普遍的な「商いの知恵」がちりばめられている。

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アドバイスが気づきを生み、将来の展望が開けた

東京都青梅市にある株式会社エイムは、実家でもある「多摩鈑金」と「シーメルテック」とが1997年（平9）統合し、新たなスタートを切った。先代社長の父・誠由氏の意思を受け継ぎ、母・鶴枝さんと息子の孝氏は、二人三脚で会社の危機を乗り越えてきた。その思いの奥底には、「社員を愛する姿勢」が満ち溢れていた。

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社長業の一番の苦労は資金繰り、「大善は非情に似たり」で三方よし経営を実現

広島以西で、花鉢物市場で最大の規模を誇る九州日観植物株式会社（以下九州日観）の経営は、実に考え抜かれたものだ。取扱量の多さもさることながら、生産性の高さも群を抜いている。同業他社に比して、倍以上の経営効率を誇る同社の経営の真髄を、西川勲社長に語っていただいた。

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遠くに"旗"を立て、心を一つにしてみんなで目指していこう

愛知県名古屋市にある「株式会社買取王国」は、古着や玩具、家具や雑貨など、多様な商品を扱う総合リサイクルショップである。時代の変化や顧客のニーズに合わせて商品展開を行なっている。亡き父の信念を受け継ぎ、良き相談相手の弟を失うという困難を乗り越え、売り上げ50億を超えて100億を狙えるところまできた、長谷川社長の〝成功の三原則〟とは。

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「天女の羽衣」よ、二つ目の逆境も乗り越えて羽ばたいてくれ！

─北陸の小さな繊維会社は、"超極薄の布"で世界のファッション界に挑み、栄光と苦境の狭間でどのような"天女の舞"を見せてくれるか。

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町に魅力が生まれれば人が集まり、やがて店も潤う

地域のブランド力を語る上で、外せない町がある。長野県にある人口約1万2,000人の小布施町だ。1980年代にこの地で始まった「町並み修景事業」は、町を衰退から救っただけでなく、人々を魅了してやまない観光地へと変貌させた。この事業の立役者である市村次夫さんに、地域の文化を経営に活かす秘訣を伺った。

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私たちの理想の"豆富"「白雪姫」はこうして誕生しました

全国に熱狂的ファンをもつ、伝説的な「お豆富やさん」がある。大阪府堺市の豆富製造販売業「安心堂白雪姫」だ。広告を一切打たず、口コミだけで顧客を広げてきたその秘密は、おいしさはもちろんのこと、ひたすら「お客様に喜んでいただきたい」と願う誠実な姿勢の中にある。夫婦二人三脚による波瀾万丈の歩みをうかがった─。

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どんなにボロボロになっても、品格だけは失いたくない

自分の独立は、大好きな父への裏切り行為ではないか─。 そんな葛藤を乗り越えてきた経営者を支えてきたのは、自分が今、守るべき家族と経営者仲間、そして、多くのいのちを助ける防災無線の仕事だった。

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「優しくて冷たい会社」から「厳しくて温かい会社」へ

富山県富山市にある清涼飲料メーカーのトンボ飲料は、創業の明治期から自社製品を製造販売する傍ら、外部からの受託生産を軸に、業界でも独自の存在感を発揮する企業へと成長してきた。翠田社長は全国規模の大手が主導権を握る清涼飲料市場で、ローカル企業が対抗できる強みを探し、老舗として育んできた個性を現代的な観点から事業に活かしている。

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ご要望には絶対に「ノー」を言わず、すべて形にしていこう

香川県さぬき市にある「徳武産業株式会社」は、高齢者向けの靴を製造しているメーカーである。快適な生活をサポートするために、一人ひとりの足にぴったり合うようにパーツオーダーシステムをとり入れ、多くの人に喜ばれている。「いつまでも、お年寄りのこまかい要望に対応できるメーカーであり続けたい」という十河社長のモノ作り精神を伺った。

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いつも心が弾んでいないと、お惣菜だって美味しく作れない

仙台市郊外で、夫婦で経営する小さなスーパーが、おはぎを一日5,000個、週末には10,000個も売り上げ、500種類の惣菜メニューをもつ大評判のお店に変貌した。一時は借金してワラをもつかむ思いでセミナーに参加した佐藤社長だったが、この夫婦には心に固く決めたことがあった。

「これがウチの強みや」と気づくプロセスに、大きく展開する種がある

神戸市長田区にある近畿タクシーは、「ロンドンタクシー」の導入に始まり、話題のケーキ店を巡る「スイーツタクシー」、地元の花見ポイントに案内する「お花見タクシー」など、豊かな発想力で増収増益をあげている。企画マンである森社長に、小さな会社だからこそできる"事業展開のカギ"について伺った。

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売上高は「喜ばれ高」、お客様に喜んでいただいてこそ上がるもの

いち早く、中国を生産拠点として成功したミセスファッション専門のアパレルメーカー「インデップ」（広島県福山市）が伸び悩んでいた時期、飛躍の突破口をもたらしたのは、2代目の現社長と弟の二人三脚による"ハイブリッド経営"だった。中国とのつきあい方のヒントにも満ちた、急成長の道筋をたどる─。

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こちらの本気度は、仕事でつきあう相手にも必ず伝わる

─「背水の陣」を敷き、残ってくれた若手社員とともに始めた夢への挑戦の日々

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「御用聞き」は、お客様以上にお客様を知らないとあかん

大阪市西淀川区にある「株式会社ファミリーネットワークシステムズ」は、食品の宅配専門店「わんまいる」を全国に展開している。昔ながらの"御用聞き"を通じて、選りすぐりの商品を、一品から送料無料で配送し、日常の買い物に不便を感じる人々、とりわけお年寄りに大変喜ばれている。「利便性」と「人の血が通ったサービス」を併せもつ、堀田社長ならではの経営手法を伺った。

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我が社の家づくりには"一本の名作映画"がある

社員の"感動体質"づくりを核として、10年連続増収増益をつづける静岡県の住宅会社「都田建設」は、「営業マンなし、モデルハウスなし」で地域一番店となるなど、業界の常識を打ち破る経営で注目の的である。内山会長と蓬台社長の運命的な出会いから始まった同社の取り組みには、すべての業界に通じる社内活性化の秘訣があるからだ。

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仕事を愛すると、その愛が情熱に変わって成果が生まれる

和歌山県にある島精機製作所は、「編み機」の製造に特化して、次々と新製品を発表し、今や、世界シェアでナンバーワンである。欧米で＂東洋のマジック＂と評価を受けるほどの発想力・技術力・行動力はどうして培われたのか。島社長の＂発明好き＂だった青春時代をベースに、＂限りなく前進する＂秘訣を伺った。

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経営者は"逃げ"てはいけない

"冬の時代"といわれる業界にありながら、東京でトップクラスの生徒数を誇る武蔵境自動車教習所。教習生への思いやり、地域社会を大切にする姿勢がさまざまなサービスやイベントを生んでいる。一昨年には事業継承を実施。新社長体制になってからも、経営理念「共尊共栄」を貫く姿勢に変わりはない。

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「儲かるか」ではない、「世の中に役立つかどうか」で事業は決まる

石川県金沢市で自動車リサイクル業を営む会宝産業は、業界に先駆けて、中古エンジン・部品の管理システム、品質表示規格をつくりあげた。それはもはや、中古品販売の枠を超えた「環境ビジネス」である。この取り組みについて、近藤社長にインタビューすると、この事業に賭ける、ある強烈なミッションが浮かび上がってきた。

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毎日、わくわくして出勤できる、そんな会社でいたい

当社は、今をときめく中小企業のIT戦略を支援する企業である。32歳の山本社長は、「社員満足度日本一」と、オフィスに電話がない、顧客に会わないといった型破りな"常識"をつくり上げた。そこには、死に物狂いで学び、"餅は餅屋"の発想で社員の得意分野を引き出す、若者ならではの流儀があった。

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「動く」ことで、技術力を認めてくれるお客様と出会える

成光精密株式会社は、2008年のリーマン・ショックで売り上げ七割減という試練を味わった。「乗り越えられたのは社員への感謝力と、理念の大切さに気づいたおかげ」と語る高満社長から、経営者と社員が一丸となれば、どんな厳しい風雨も耐えられる─そんな自信が伝わってくる。

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お客様のためなら、いくらコストをかけても、かけた以上の成果があがる

宮崎県都城市を本拠地に九州一円で11店舗を展開するホームセンター「ハンズマン」は、この販売不況のなか、群を抜く品揃えと徹底した「顧客第一主義」を貫くことにより地域住民の支持を得て、年商240億円という、業界屈指の実績を誇っている。その驚愕のお客様サービスを目撃した取材班は、「そこまでやるのか！」と、ただ目を丸くするばかりだった。

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地域にとって必要な存在になれ

冬の間、雪に閉ざされる兵庫県但馬地方で、土木・建設業を手がける石井建材株式会社は、「家を建てようと思ったら石井建材に入れ」と言われた"地元の雄"である。しかし、公共事業の受注量の激減により売り上げが減少。社員や地域のことを第一に考え、3代目社長が乗り出した新規事業とは......。

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ライバルがきたことを喜ぼうよ。これでまた、みんなで考えようよ。

沖縄県の総合スーパー「サンエー」は、宮古島で小さな商店としてスタートし、大手スーパーの県内進出などの度重なる試練に遭いながらも、地域に密着した経営を貫き通して、今では業界でも群を抜く実績を上げている。それはまさしく、創業者である折田喜作氏の「自主独立」の精神と「善の発想」という理念が、社内の隅々まで浸透している結果だった。

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お客様にもって帰っていただけるのは、目に見えない"感動"しかない

"東京の奥座敷"鬼怒川温泉郷も、バブルの崩壊で多くの旅館が倒産し、経営者も代わっていった。にもかかわらず、「花の宿　松や」がそれを乗り越え、お客様から「何か温かいんだよ、ここは！」と言われるまでになった背景には、女将の竹久夢二の一枚の絵との出会い、相田みつをとの交流、従業員と一緒になって培った"おもてなしの心"があった。

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いちばん辛いときに、「社会貢献」の大義を掲げた男

取引先の破綻で、年商の半分もの焦げつきを背負った松崎建設は、連鎖倒産をまぬがれ、奇跡的に生き残った。そこまでの困難な道のりを乗り越えられたのは、阪神・淡路大震災で住宅崩壊の悲惨さを目の当たりにした経営者の、儲けを度外視した誠実さで、「住宅の耐震化によって人々の命を救いたい」という熱い使命感だった─。

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社員が「幸せ」を実感できる企業は100年続く

大阪市を本拠地とする「東邦レオ」は、創業者がある素材と出合い、"これは建築資材に応用できる"と起業、独自の戦略で急成長を遂げた。一方、事業を引き継いだ橘社長が、新たに「屋上緑化事業」を立ち上げると、時代の流れにも乗って、今や都市緑化の分野で一目置かれる存在となった。会社の強みを活かした事業展開の事例である。

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小さな会社は「ジャンル・トップ」を目指せ！

創業60年近い北九州の菓子メーカー「しんこう」は、「おいしさで笑顔を創る」の経営理念のもと、大企業にはできない独自の闘いで確固たる地位を築いてきた。しかし、伝統の味で人々に愛され、かつ、要求水準が高いOEM（相手先ブランド製造）を成功させる快挙に至ったのは、実は、あるきっかけで、徹底した品質管理の重大さを痛感したことにあった─。

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「思いやり」に徹し、百貨店を再生させた男

株式会社ダイシン百貨店独自のサービスで地域住民、とりわけ高齢者から絶大な支持を得ているダイシン百貨店だが、一時は100億円もの負債が発覚し、倒産寸前に追い込まれた。急遽、社長は、店舗を地域のための情報発信基地にするという起死回生策に挑んだ。

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できなくてもできると信じ、死に物狂いの努力をすればいい

21年におよぶ研磨職人としての蓄積をもとに36歳で独立し、「超精密研磨にクリスタル光学あり」と言われるまでに同社を成長させてきた桐野社長。超精密の研磨・研削・切削・加工部門を備えた一貫生産体制で日本の最先端産業を支える、「研磨」にかけた熱い思いを伺った。

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お客様が困っていることに、自ら行動を起こせ

若者の酒離れ、家飲み派の増加など、厳しさを増す外食産業で、柴田屋酒店は「日本一の酒屋になる！」という夢に向けて、兄弟が見事に力を合わせ、成果を上げている。その背景を探ると、「すべて私が責任をとる」という社長の覚悟のうえに、社員の大切さ、経営計画書作成の重要性、商品選択の工夫など、商いの原則が忠実に守られていた。

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会社を倒産から救ったトップと社員の絆

二人の幼子を連れての心中未遂、ゼロからの美容室経営、新しい夫から突然任された運送業経営、そして夫の病死......。息つく間もない激動の日々を経て、盤石な会社を築きあげた末田静子さん。その、つねに前向きな生き方の軌跡をたどる─。

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