◇出井支部の皆様からの討議会のご報告です◇
出井支部より討議会のご報告を頂きました!
ぜひ皆様もご覧くださいませ。
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開催日時:2015年8月10日(月)
参加人数:9名
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【設問1】
あなたは社員さんにどれだけ「Why」の部分を伝えることが出来ていますか?
「Why」の部分をより浸透させるためにはどのようなことを意識していきますか?
・現在,営業だけでなく採用も担当しているが,下の者には生命保険を販売するよりも、
役に立つものであることをアピールするように伝えている。
・なぜ、この仕事をしているのか?
業界に変革をもたらす,名前を残すことができると言われてスカウトされた。
自分を変えたいと思っていたので,保険会社に転職した。
・なぜ自分が政治家になったのかということについて、
秘書4名に伝えたいのだが上手く伝えられていない気がしているので
改めて伝える工夫をしたいと思った。
・なぜ,政治家を目指したのか?
前職は公務員として,国の側から世のためになることをしたいと思っていたが
実際は政治家の理不尽な圧力があったり、やっていることが歪められたりして,
やりたいことがやれていないことも多かったから、それなら政治家になろうと思った。
・政治家になったときの理念や覚悟を持ち続けているのは何パーセント?
昔のような地方議員からのたたき上げといった議員は少ない。「○○チルドレン」といった
候補者や政治に関係ないような芸能人やアスリートが議員になってしまっている。
当初からの熱い想いや政治理念を持ち続けているのは10パーセントもいないかも。
ここで討議長からなぜ日創研岡山経営研究会で学んでいるのかという質問があった。
・結構前から学んでいる。
SAは学生時代に行ったし、その後は会社の後継者として
経営者コースに行って,たくさんの気付きをもらった。
この学びがなかったら今の自分の考え方はできていないと思う。
学ぶことの大切さを知った。
今年は特に久しぶりの理事復帰で河合会長から強く請われたので、
その期待に応えたいし会長を支えたいと思っている。
・PSVでビジョンシートが上手く作成できなかった。ビジョンを作るためにここで学んでいる。
津山という地域性やパチンコ業という仕事柄か,学歴の低い従業員なども多い。
パチンコ店というフィルター(仕事)を通して社会人,人間として大きく育って欲しい。
→ そんな人間教育ができるような店にしていきたい。
いま、やり始めているのは社員の家庭訪問。社員の家族から想いを聞き取って社員に伝える。
→ 家族からは「部屋を片付けられるようにして欲しい」といった希望があったりする。
最後に討議長から,なぜこの仕事をしているのかについて社員・部下にいかに上手く伝えるか、
今後も考えて工夫していくべきとのまとめがあった。
設問2は設問1と似たような内容のため割愛。
【設問3】
清川メッキ工業株式会社の記事では同社が営業面、技術面、人材採用面など、
あらゆる面で工夫をこらした経営に取り組んでいる様子が描かれています。
あなたが最も感心したあるいは興味をもった取り組みや工夫を挙げ、その理由とともに発表してください。
・仕事柄,外部にどう営業してよいのか,やり方が思いつかない。
前職が営業だったのでいかに自社の商品をPRするかばかりを考えていた。
記事にあるように営業することでお客さんの発想を縛ってしまうとか
固定化させてしまうといった考え方はなかった。
ただ、清川メッキの技術力があるからこそできるこのあって、
通常「待ち」で経営するのは難しいと思う。
・試作品を有料にすることは参考になった。
どうしても,サービスし過ぎてしまって本来の仕事以外のサービス部分の負担の方が大きくなるという
本末転倒な状況になることもある。サービス部分を有料にすることを検討しても良いかなと思った。
・人材採用面が課題。
司会業は誰でもできるという仕事ではない。社員の能力の質を揃えたいと考えているが難しい。
・請負なので依頼があってないと売上が立たない。
人を待機させていても仕事がなければ無駄になってしまうし逆に休ませている時に限って
仕事が忙しかったりする。なかなか予想したとおりにいかない。
→ 質を揃えることにも繋がると思うが仕事があってもなくても手当を保障する制度を
構築すべく検討中である。
ここで討議長から人材採用に関する各企業の基準やポイントについて質問があった。
・新卒採用はなし。スカウトによる中途採用だけ。
前職で仕事を頑張っている人、退職しそうにない人を対象にしているが、
このような候補者については様々な人脈による紹介が多い。
・派遣や手伝いできてくれた労働者を現場で育てて最終的に自分の会社に移籍してもらう形にしたい。
新卒者が来てくれるような仕事ではない。逆に新卒者だからといって対応できる仕事というわけではない。
実際のところ中卒がほとんどで高卒もあまりいない。
・本人が何をやりたいのか,どうなりたいのかということを重要視する。
以前は新卒も採用していたが,リーマンショックで解雇せざるを得なかった反省に基づき
採用していない。
今は新卒者を一から育てる余裕はないが将来的にはそのような教育システムを作りたい。
・同業の埼玉県の企業に訪問したとき、新卒者は取らない。
理念・ビジョンをキチンと表現していればキチンとした人が就職に来ると言われた。
・金が儲かるとか勢いだけで経営しているから、烏合の衆が集まってくるのかもしれない。
・結局はどんな人が寄ってくるのかも経営者次第。
・従業員を増やす計画があったが、まだ実行はできていない。
仕事量を確保することで精一杯の状況。
採用条件としてはこの仕事に価値を感じてくれる人仕事だけでなく色々教えてくれる人が良い。
ここで討議長から先月号の「株式会社五健堂」さんの記事が紹介された。
・ただの物流の会社ではなくプロ物流士を育成するための学校まで作っている。
寮、コンビニなどがある「町」が作られている。
キャリアプラン(仕事を通じてどうなっていくのかの将来像)がしっかりしている。
・経営者は,理念だとかビジョンとかを追い求めているけれども現場は
今日、明日、1週間、1年後の給料や昇給が重要で大問題なのであって、
そこに大きな乖離がある。
このような乖離を無くしていく、あるいは小さくするためには外部の意見をもらって
客観的に俯瞰することが大切。
ここで討議長から乖離を無くすためにはどうしたら良いかとの質問があった。
・社員とのコミュニケーションを充実させる。
・全社員との面談(10~30分)をする。
・家族ぐるみで会社に面倒を見てもらえると思うと、社員もその家族も安心する。
・ファミリーセッションという制度がある。
両親・奥さん・子どもと会って仕事の内容を説明したり協力への感謝などを伝える。
転職させることになるので,家族から叱責・罵倒されることもある。
→ 採用した人材が成功して,本人,家族から感謝されたときにやりがいを感じる。
【所感】
今回は、先日SA特別研修を修了したばかりの2名が研修の成果を存分に発揮して
討議会でも積極的に発言されていました。
また、普段知られていない生命保険の仕事の内容が垣間見られたのも大変勉強になりました。
さらに、遊技業のFさんは,前向きでハッとするようなタメになる意見をたくさん披露してくださっています。
本当に充実した良い討議会が開催されていますので、今後もこの流れを続けていきたいと思います。
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