経営者の会 神奈川地区阪井会長からのメッセージ

経営者の会 神奈川地区阪井会長からのメッセージ


こんにちは 神奈川地区会長の阪井です。
山之上関東地区会長 ご指名ありがとうございます。

各地区長の皆様の近況報告いつもありがとうございます。
地区の近況を拝読するのが楽しみです。

現在私は当会の役員以外に神奈川県県立高等学校PTA連合会の理事を拝命
いたしております。先日理事会で神奈川県の教職員(小・中・高等学校)の
昨年度の退職者が3,000人を超え、新任の採用試験の競争率が2・4倍になった
と、現状を憂慮されているという報告を聞きました。すでに東京も同じく
3倍を割り込み他県もその危機があるとのことです。

以前は「先生」は尊敬される仕事のベスト1だったと思うのですが、とても
残念です。

競争率が3倍を割ると教育そのものに影響が出てくると言うことでした。
つまり2人の内のどちらかを新任教師として採用するということです。
そうしなければ授業日数をこなせないということなのです。
授業以外の活動、たとえば産休代替や部活動等のためには、さらに職員を確
保しなければならず資質を問うこともままならないということです。又、先
生たちの研修の時間が取れなくなり新しい教育をする力にも差が出るという
ことでした。

高等学校の授業料無償化に伴い神奈川県では高校生の数が3000人増えたそう
です。先生が減ることは、益々学校で学ぶこと(教科以外にも)が減ってく
るのでしょう。そして、全入の大学を形だけで卒業して社会に出てくるので
す。もちろん優秀な学生さんもたくさんいるでしょう。しかし、形だけの卒
業生も増えているのです。

私たち中小企業は優秀な人材を雇用し、入社後も理念を共有しビジョンを目
指し一人ひとりの社員さんが人財となる様共に学び 共尊の心を持ち仕事を
通して自己実現できることを日々考えています。

しかし、社会に出る前の基本となる教育の現場がすでに憂慮すべき現状に
なっていることを改めて実感させられます。
「当たり前」という基準が通用しないということなのでしょう。

そう思うと、「学ぶ」ということの大切さを改めて考えさせられます。

大人の姿をしていても、学力はもとより、キャリヤ教育(何のために働くの
か、一生を貫く人間ビジョン)について、その精神や考え方はどうなのか、
理解できているのか知っているだけなのか、相手を
識ることが本当に大切になってきていると思います。
そして、今だからこそ社内で教育することの大切さを実感しています。

さて、神奈川地区は現在7支部で勉強会が行われています。

10月8日には第2回神奈川地区大会を開催の予定です。

長文をお読みいただきありがとうございました。

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