「理念と経営」経営者の会北海道地区　板倉地区会長からのメッセージ

「理念と経営」経営者の会の皆様へ
北海道地区会長　　　　板倉利男です。

　「松下翁」の経営に対する精神を、特に中小零細の経営者にしっかりと啓蒙することによって経営に対する迷いを取り除き、
そのことが「王道の経営」に結びつくとするならば、企業の発展・成長のみならず 国家の繁栄にも繋がる。
と言う熱い木野先生の使命感に田舞代表が共感されこの会が発足したことは皆様ご存じの通りです。
　しかし、ここ数年の内に食品メ－カ－を初めとして「偽装」・「欺瞞」が多く発生し国民を唖然とさせた事件は記憶に新しいことと思います。
　
あってはならない大メ－カ－での事件の続発に一体これらの会社の「経営理念」はどうなっているのかと考えさせられたものです。
　「経営理念」無き会社の経営は、羅針盤のない舟の航海だと言われます。
現今の厳しい環境の中で、将来あるべき姿や自分はこうありたいと願う「信心」にも似た思いが「経営理念」であり、そうした「経営理念」があるからこそ大きな精神的支えになるのであり大黒柱にもなるのだと思います。
　人間は所詮精神的に弱い者なのです。そうした仲間が寄り集まり同じ設問を通じて議論する。然も年齢は異なり業種も異なり男女の別もない。
　
こんな会は他にはありません。中には発表を聞きながら涙する会員もいます。
全部をさらけ出し思うがままを語り、人の話を真剣に聞く。それを明日の経営のヒントにし、エネルギ－に変えていく、実に謙虚で素晴らしい仲間達です。

　私自身も大変な問題を抱えながら日々経営しています。会社経営に「問題」はつきものだし、あって当たり前と考えていますので落ち込むこともありません。
　「理念と経営」経営者の会が今の私を存在させていると言っても過言ではありません。

　人生も会社経営も山有り谷有り「波瀾万丈」です。
　月に一回仲間・同志と議論することがそれぞれの活力となり、成功例を素直に聞き自社に取り入れ、失敗例を今後の改善改革に結びつけお互いが切磋琢磨する会として成長させたいと考えております。