『君の夢をかなえるために、全力で応援するから、一緒に頑張ろう』

『君の夢をかなえるために、全力で応援するから、一緒に頑張ろう』


『君の夢をかなえるために、全力で応援するから、一緒に頑張ろう』

「理念と経営」7月号「我が社の人材育成」より

今回は、“(有)アイエスオート”の伊藤智司社長より人財育成についてお話を頂きました。

●整備士とけんか別れ横領事件で解雇次々社員が入れ替わり
私はすべてを自分の思い通りにしようと偉そうにしていました。当然、経営はうまくいきません。
起業時、整備士として頼りにしていた親友とは、些細な事でけんか別れ、その後、整備士として採用した社員さんは、横領事件を起こしたため解雇。
それからも、次々と社員が入れ替わりました。
2店舗のうち、1店舗は無人営業になり、残りの店も整備し一人となり、私は2店舗を行き来してしのぎました。

●もう一度若い新入社員を信じて一からやり直そう
 半年後、裁判所から一通の封筒が届きます。内容は解雇予告手当ての請求、時間外手当の割り増し分請求、慰謝料など合計約250万円の請求でした。
 私は、被害者意識でいっぱいでした、やがて「今まではすべてを周りのせい、人のせいにしてきたが、社員から見たら自分はどうだろう。
社員に裏切られるのは、自分に原因があったからではないか」と思うようになりました。
 その直後に、現在の幹部社員堀さんが入社してくれたのです。私は、もう一度、この若い新入社員を信じて、一からやり直そうと決意しました。

 私は彼の入社時に、「君の夢をかなえるために、全力で応援するから、一緒に頑張ろう」と言いました。
この時の誓いが「チャレンジ、夢と豊かさを追求すること」という今の創業の精神につながっています。
会社設立後の9年後には借金を全額返済。
しかしそれで有頂天になった私は、新しく事業を始め拡大、結果は大失敗、一気に業績は悪化しました。

●尊敬する経営者の詩「人を育てる」を熟読して、業績が好転

まさに倒産寸前、そんな時一つの詩「人を育てる」が支えてくれました。その後、業績は徐々に好転。今では、この不況にかかわらず、黒字になりました。
社員さんの大半は、将来の独立を希望しています。
彼らの健全な価値観と使命感を培うことを教育の柱とし、
整備技術・営業力・経営能力などを学び、様々な経験をしたのち独立していく、
それが我が社のビジョンです。「君の“夢”をかなえるために、全力で応援するから、一緒に頑張ろう」との気持ちは、今もこれからも変わりません。

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