「チームコーチング」

「チームコーチング」


この情報は弊社が発刊しております「理念と経営」から抜粋させて頂いております。

「理念と経営」は中小企業が活性化するためのヒントが詰まっている月刊誌でございます。最後までお読み頂き、お役に立てましたら幸いと存じます。

今なぜ、チームコーチングが、注目を集めているか?
日々急速なスピードで情報や商品が陳腐化していくなかで、企業を存続・繁栄させるには、新たな価値や技術を絶えまなく生み出す組織能力を育成することが重要なのです。

 今、注目を集めているのがチーム(組織)の学習能力を高める「チームコーチング」です。
チームコーチングとは、「チームを構成するメンバーの資源、強みを引き出し、チームのもつ潜在能力を最大に発揮できるようにサポートするプロセス」のことです。

 千葉県船橋市に、㈱ピーターパン(横手和彦社長、正社員67名、パート・アルバイト70名)があります。行列の絶えないパン屋さんで、テレビの全国放映やマスコミにもたびたび取上げられています。
パン作りは朝が早く、憧れだけでは勤まらない厳しい職場環境ですが、「お客様の笑顔を見たくて頑張っています!」と、明るく話すスタッフがこの会社を支えています。

 コーチングを職場に導入し「社風がより良くなった」とおっしゃる横手社長ですが、以前はスタッフに注意すればするほど、自分とスタッフの人間関係に距離ができ、社風は沈滞していったそうです。

 利益率は前年比約10%増です。スタッフ全員が、「私達のお店」という強い意識を持ち、何のために利益を上げているのかを理解して仕事に取り組んでいる成果の表れです。

 四店舗の販売責任者が集る週に一度の会議ではお客様満足の追求をしています。
例えば、「どのように接客すれば、自分達の思いがよりお客様に伝わるか?」をテーマに皆で話し合い、「同じ言葉でも、お客様によって受け取り方は違うもの。
だからお客様の表情を感じ取りながら接客しよう!」と決め、努力しています。
 
 また、日頃お世話になっているお客様に、どうすればお返しできるかを考えて企画したバス旅行には、これまで約1800名の方が参加されました。
その折には、休日のスタッフも朝六時のお見送りに集り、お客様に朝食のパンを配ったりするそうです。まさにチームワークがこの会社の原動力となっています。
 チームコーチングによって育成されるものは、
①行き詰った現状を打開すべく自発的に取組む意思、
②相互理解と人間尊重を軸とした他者との協調性、
③自分の意見や考えを堂々と述べられる表現力(提案力)、
④目標・目的を共有化し、チームとして達成するコミットメント(情熱・責任感)、
⑤活気あるコミュニケーションやイノベーションを促す健全な環境、です。

 ピーターパンの若い社員さんの、「このお店で仕事ができることが幸せです!」という言葉が私の心に響きました。
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http://www.nisouken.co.jp

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