ありがとうが社風を変える
6月11日、石川経営研究会で公式教材活用委員会による例会が開かれました。
講師は山本忍さんです。
1、自社の事例を取り上げ、13の徳目を使った朝礼のデモンストレーション。
会員さんが実際に発表をし、朝礼を再現しました。
2、現在の中小企業の課題
(6時間セミナーの復習をしたいという要望がありましたのでレクチャーしました)
3、ありがとう経営に必要な4つの力
①人間力(目標に向かって、実現しようとしている姿、可能思考能力を実践している姿)
人間学(人間としてあるべき姿の学問)
②仕事力(計画を立てて行動し成果をつくる、PDCAを回す力)
③考える力(考える力は訓練しないと身に付かない、本を読んで考えアウトプットすることで訓練になる)
④感謝力(世の中に、父母に、学校の先生に、会社に、お客様に感謝)
(「月刊・理念と経営」6月号32ページ 石川経営研究会事務局長山本賢太さんの記事を引用しました。)
4、社内勉強会での「月刊・理念経営」の活用方法
(本を読んで、考えて、アウトプット)
5、ディスカッション1
(『お客様の喜びをつくれ!(P.22)』を読むと、現場にあるお客様の情報がどれほど重要なのかが分かります。
あなたがお客様のことを深く知ることで、どのような『お客様の喜び』をつくることができると思いますか?)
ディスカッション2
『オンリーワン経営(P,50~51)』を参考にして、あなたの会社がどんな「コト」を売っているのかを発表して下さい。
6、ありがとうカードの実習
経営者の皆様は社員さんの活発なディスカッションや、全体発表される様子を見てすごく喜ばれています。
ありがとうカードの実習で社員さんからカードをもらった社長さんはとても嬉しそうでした。
特に印象的だったのは前会長の加沢さんでした。
導入に際しては様々な困難がありました。しかし、今回参加した社員さんが「今、一番ありがとうを言いたい人にありがとうカードを書いて下さい。」
「今日ここにその方がいる人はカードを渡してあげてください。」
すると加沢さんの社員さんが手を挙げて立ちあがり、社長にカードを読み上げました。
「こうして成長の機会を作って下さりありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」
とカードを渡されました。
この会社はすごく社風が変わってきているようです。
これは他の会員さんからの評価です。
懇親会の席でも「抵抗もされたけど始めてよかった。」
「社員さんを信じることだね。」と嬉しそうに語っておられました。
私自身、加沢さんの笑顔でやっていただいてよかったとこの勉強会の成果を確信しました。
「ありがとう」が社風を変えています。
コメントを残す