この発表を聞いて、社長様は涙です。

先般、13日に行なわれました。
理念と経営、経営者の会、北部九州大会で社内勉強会を創刊号以来行なっている
ＩＫＫ株式会社の社員さんから、社内勉強会の体験発表が行なわれました。
この発表を社長さんは涙ながらに聞いていらっしゃいました。

「私どもでは、｢理念と経営｣を楽しく読み、皆で楽しく勉強しています。
方法としては支店内の40人程度を1グループ5から8人程度に分かれ、
いつもはまったく違う部署の厨房やサービス・衣裳など、
なるべく話をすることが少ないメンバーで構成されています。
チーム名などをつけ、楽しくやっています。私のチームは「熱血とくもとチームです」

その中ではあらかじめ渡しておいた設問表を基に書いてきた考えを発表します。
この中で私が班長として工夫していることは楽しくすることです。
会議のように堅苦しい雰囲気ではなく少しリラックスした場所で、
皆の言いたいことを引き出せるようにしています。
この会でいいなと思うのが、会議と違い、自分の言う思いや考えに反対する人はいなく、皆が受け入れてくれるところです。
そうしていくうちに、初めて話すような人たちの集まりだったのが、だんだんとお互いの仕事に対する思いや、悩みなども話し合えるようになりました。
今となっては、私たちにとっては楽しみな時間となっています。

ほかのチームでも掃除をテーマに会社全体を見て周り、掃除が必要なところを皆に呼びかけて回るチームや、
感謝をテーマにし、スタッフのいいところを見つけ、感謝の気持ちをカードに託し、朝礼で発表するなど、様々なやり方を班ごとにやっています。

この中で、私たちに人気なページが「社長力、管理力、現場力」です。やさしい言葉で書いてあるので、理解しやすいと思います。
10月号で｢相互関係｣についての設問がありました。
皆で話題になったのが、賞味期限の間違いなどの不祥事で頭を下げる社長の姿です。
たとえば現場の人たちが大きな過ちをしてしまっても、
新聞に名前がのり、マスコミや世間に悪く言われ、
テレビの前で頭を下げるのはみんな社長だと気づきました。

私たちの社長は夜遅くても、出張先からでも皆にメールでメッセージをくれますし、
時間をとって面談もしてくれます。私たちはそんな社長の頭を下げる姿は見たくありません。
賞味期限や決められたことを守り実行するのは、私たち現場の役目であり責任です。
社長には賞味期限を見たりする仕事はできません。私たちにしかできないのです。
だから現場の私たちがしっかりしないといけないね。
そういった意見が皆からあがり、すごくやる気になりました。

この勉強会を通して仕事の中でも理念と経営の中にある言葉を思い出して皆で声を掛け合い。
今まで考えたことのなかった社長や支配人の気持ち、私たち社員を思う気持ちなど考えるようになりました。
理念と経営勉強会は今までと違う目線で、自分と仕事を見つめなおし、コミュニケーションもできるいい機会です。」

いかがですか？
これが社内勉強会で作り出している「絆」ではないでしょうか？
このことが、社風の改善や理念の浸透に繋がっているのです。

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