協力業者で学ぶ「理念と経営」
12月14日、15日と石川県の喜多ハウジング株式会社の協力業者の方々で行う「理念と経営」勉強会に参加しました。
喜多ハウジングは北陸ではナンバーワンの住宅リフォーム会社で、
この景気のなかでも前年度比118%の売り上げをあげておられます。
この会社の業績が良いのには理由があります。
①社内のコミュニケーションがよい。
②社風が明るい。
③協力業者の現場力向上のための勉強会を徹底して行っている。
この協力業者の会を「リ・スタイルの会」と呼んでいますが。
ただ単に親睦を図るための業者会ではなく、経営の勉強を行うところとして位置づけしています。
毎月1回定例会が行われますが、これに参加しない業者には仕事は回しません。
そして、協力業者の社員さんや職人さんも参加する勉強会が年に4回行われますが、
これに参加していない職人さんは現場に出ることができません。
こうして、喜多ハウジングの理念や考え方を共有した会社や職人さんが現場に出ることで、
現場の質を高めています。
今年の始めからは毎月の例会では月刊「理念と経営」を取り入れて勉強会を行ってきました。
最初のうちはこうした本を使った勉強会には戸惑いもあったようですが、
喜多社長は業者の方々にこう言っています。
こうして勉強をするのは喜多ハウジングの為ではありません。
皆さんのお子さんや家族がお父さんの仕事に誇りを持ち、幸せになるために行います。
今、厳しい時代ですが、現場が素晴らしくお客様からお褒めの言葉をいただいているからです。
さらにもう一歩学び、「あなたにしてもらいたい。」と指名される仕事をすることで、
相見積もりない仕事ができるようにすることが目標です。
その為には
①健全な価値観
②正しい行動、態度ができること
③技術を向上させること
をしなくてはなりません。
そのうち、①と②を学ぶのがこの勉強会です。
今回は業者会の例会に出ている社長さんだけではなく、そこの社員さん、職人さんが参加されていましたが、最初は本を読むことにも抵抗感もありましたが、発表するうちに楽しそうな雰囲気になってきました。
金沢では100名、小松では70名の方々が参加されました。
11月号のあんしん建設工業の事例から、成功要因を探し、
現場力を読んで、「俺がやらなきゃ、誰がやる。」体験談ではとても楽しく発表され、
また感動的な発表がありました。
社長が参加する定例会に社員さんも参加させたいという声も出てきました。
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