「理念と経営」勉強会の報告
皆さん、こんにちは。
梅雨も半ばを迎え、窓を開けて寝ていても暑さを感じるようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は大阪市は港区支部(島支部)の勉強会の報告です。港区支部は毎回かなり白熱した勉強会をされているようですが、今回もその様子が伺えます。
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島支部?で「理念と経営」勉強会を開催しました。
今回は武蔵境自動車教習所の高橋勇さんの記事を読み、「社員さんとパートナーを組むって具体的にどういう事か?」というテーマでディスカッションを行いました。
それぞれに意見を交換しましたが、誰一人として「私は社員さんと良好なパートナーシップを組めている!」という経営者はおられませんでした。皆さんが謙虚さとは違う消極的な感想に終始しました。
このテーマはそれほど重く難しいテーマなのだと思います。
経営者と社員さん。どんなに優れた会社、どんなに優れた経営者、どんなに優れた社員さんであっても、立場の差が認識の差を生むものです。いくら経営者が「社員さんとはパートナーだ!」と口で言っても、社員さんがそれほど思っていなければ良いパートナーシップは生まれません。
その後も熱くディスカッションを重ねましたが、それぞれの意見を集約すると、「経営への参画意識」を如何に高めていくかという事になるのではないかと思います。こういうと難しく捉えがちですが、つまりは「自分たちの会社!」という気持ちをどれだけ感じてもらうかです。
「やる気=理念・目的・目標の共有化、
コミュニケーション、
人財育成(ヒューマンスキル)」
「やり方=人財育成(テクニカルスキル)、
マネジメント、マニュアル化」
「やる場=組織化、責任・権限・役割の委譲、
評価の仕組み、ビジネスプラン」
こうした基本的な事がほとんどなされていないのが中小企業の現状です。給料は社長の裁量次第。人財育成も感覚任せ。責任はあるが権限はない。これでは、社員さんに「自分たちの会社だ!」という気持ちは到底生まれてこない。
自分たちの考えや行動が、会社の未来に如何に影響を与えているか?そして自分の豊かな未来に如何に直結しているかを感じることのできる会社創り。何より、今まさに「この会社にいて良かった!」と思える環境創り。
こうした一つ一つが、会社と社員さんの真のパートナーシップを
ゆっくりと育てていくのではないか。そうまとまりました。
理念と経営勉強会は、こうした「悩みにも近いテーマ」について、それぞれが腹を割ってぶつかり合える唯一の勉強会だと思います。
「少しでも会社を良くしたい!」
そんな志の有る経営者の方々と一緒に学べる機会に感謝です。
以上です。
大阪市 T・Kさん(33歳・男性)
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「理念と経営」経営者の会の勉強会を実施された支部の皆様からのご報告をお待ちしております。
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