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ワタミ株式会社 渡邊 美樹 氏

ワタミ株式会社 渡邉 美樹 氏

徹底して勉強して「ゴールへの道筋」をきちんと示せ

零からの出発_____創造と前進
夢をもち、ビジョンがあればどんなに苦しくても打開できる


東日本大震災から1年9ヶ月、壊滅的なだけ気を受けた陸前高田の市民は、今や"ベンチャーの雄"の知恵を手がかりに、復興の兆しを実感している。昨年八月に開発された復興支援イベントで夢に日付を入れ、経営勉強会をきっかけに事業を立ち上げ、ユニークな街づくりに奔走する市長と民間経営者のチャレンジ精神と構想力に触れてみよう。

渡邉__ベンチャーには人がいない、お金が借りられない、といったハンディがあります。でもなんとか経営をしていかなければならない。悪条件をクリアして前に進まなければならない。そうした自分の経験をもとに被災地復興のために何ができるかを考えた結果、経営のノウハウを伝えようと思いました。

私が参与になって被災状況を見たとき、まず瓦礫を撤去して住まいを確保しなければならないし、被災した自分のお店を復活させるなど、職場を確保して生活の不安を取り除かなければならない、とつくづく感じました。
夢があれば、ビジョンがあれば、今どんなに苦しくても人間は耐えて打開できますが、まったく先が見えてこない。そこで、たった2日間も、生きたお金になっていない。すでに被災から1年半以上も経っているのに、この有様です。

ワタミ株式会社

ワタミ株式会社

創業当時からの掃除の延長でやっているから社会貢献も自然体でできる

渡邉__私が今、頭にあるのは農業です。今佐藤博史さんがやっている「きのこのSATO販売」(ワタミグループが応援するNPO法人みんなの夢をかなえる会主催の「みんなの夢アワード2012」で「日本の農業を変える復興仕掛け人」としてアワード受賞)は、それこそ一番被害が大きかった土地にハウスを建ててキノコを栽培しています。海側が見渡す限りキノコハウスで、まさに陸前の復興の象徴になると思います。
そこでつくっているシイタケはワタミグループで使います。全国の主要業態で、「秋の特選メニュー」としてしっかり売っていこうと、今どんどんつくっている最中です。

___今、佐藤さんはワタミグループで支援していただいているわけですが、シイタケで生活できるということが証明されれば、そのノウハウを教えていただいて・・・。

渡邉__そう。農業をやる人たちが皆、この地域でしいたけをつくり、世界中に売ればいい。そこでしかできない、そこでできるからこそ価値があるのですから。それを見つけることが大事です。佐藤さんのシイタケは、広田湾からの暖かい潮風によって、非常に肉厚のいいものができる。非常に環境に合っているのです。
"奇跡の一本松"(七万本の松のうち残った一本)は最適なブランドです。これは皆で一つの運動にしたいですね。私は一本松を見たときに、「奇跡は起きるんだ!」と直感しました。だから、今でも目標に対して挫折しそうなときは、一本松を思い出します。「奇跡は必ず起きるのだから、チャレンジしなければいけない」と。私の中では一本松は"奇跡の象徴"です。

ワタミ株式会社

「おいしさ」を求めるファンのためにも低価格競争には乗らない

___渡邉さんは、陸前高田市に、宅配弁当の注文受付を担うコールセンターを立ち上げてくれました。これも地元の雇用を創出します。陸前高田市への本格的な企業立地としては初めてでした。

渡邉__ワタミグループには、コールセンターが長崎に一ヶ所ありますが、今度のものは東日本全部をカバーできます。最大150人を雇用することができ、今も非常に順調です。
"ブランドは思い出の小箱"ですから陸前高田といえば"奇跡の一本松"、それから、"障がいのある方に優しい街"というわかりやすいコンセプトをつくりたいですね。

___ですから、私は皆に「ノーマライゼーション(障がい者と健常者が社会生活を共にすることが当たり前であるという考え方)という言葉を陸前高田市からなくそう」と言っているのです。ノーマライゼーションが当然だという街にしたいのです。

渡邉__それはいい。ワクワクしますね。 陸前高田の皆さんは、"当たり前"という人間のとんでもない勘違いに、大きな警鐘を鳴らしたのではないでしょうか。
当たり前であることは、実はものすごく大変なことです。それに対する感謝の気持ちを絶対に忘れてはいけない。イベントで、ある方は「生かされた者の責任として、絶対にこの街をよくしていく!」と訴えられました。平時であっても、そのように考えて生きていくことがものすごく大切なことではないかと、私は痛烈に反省もし、心を打たれました。

渡邉 美樹 氏

ワタミ株式会社

渡邉 美樹 氏

1959年神奈川県生まれ。明治大学商学部を卒業後、会社経営に必要な財務や経理を習得するため、経理会社に半年間勤務。その後1年間運送会社で働き資本金300万円を貯める。1984年ワタミを創業。2000年東証一部上場。「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」というグループスローガンのもと、外食・介護・宅食・農業・環境など、人が差別化となる事業を展開。2011年6月、岩手県陸前高田市の参与に就任。

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