掲載事例
2018年12月号
企業事例研究
- 製造・販売業
- 株式会社オンデーズ 代表取締役社長 田中 修治
仕掛けて動かし"かっこいい会社"をつくる
メガネ、サングラスの全国チェーン・オンデーズが快進撃を続けている。フレームを決めると同時に支払額が決定する価格体系、原則20分でメガネを受け取れる便利さとともに、ファッショナブルな店舗と個性あるスタッフの接客が好評を博している。破綻危機からV字回復を果たした再生術に迫った。
- 機械製造開発業
- アサヒ産業株式会社 代表取締役社長 中谷 佳弘
商売のアイデアはお客様のところにしかない
「食品加工機械のパイオニア」をスローガンに掲げ、顧客の困り事に真っすぐ向き合って"世の中に1台しかない機械"をつくり上げるアサヒ産業。「商売はストーリー」という言葉に込められた中谷佳弘社長の思いとは―。
逆境!その時、経営者は・・・
- リサイクルショップ運営
- ドラゴンキューブ株式会社 会長 平井 茂 代表取締役 平井 博子
逆境こそ成長のチャンスだ
バブルが弾け、時代の翳りを感じた平井会長。高級婦人服店を出店していたショッピングモールからの撤退を決断した。それが逆境の始まりだった。返ってこない契約金、原状回復への資金......。瞬く間に債務超過となった。逆境のなか、迫られた決断とは―。
2018年10月号
企業事例研究
- 林業・製材業
- 飛驒産業株式会社 代表取締役社長 岡田 贊三
地元の誇りを絶やしてはならない
伝統はあるものの業績悪化の一途をたどっていた家具メーカーの飛驒産業。トップを託されたのは、荒物屋をホームセンターチェーンに成長させた岡田社長だった。従来の経営をガラリと変える改革断行と新たな挑戦の軌跡を追った。
- 人材紹介事業
- 株式会社スタッフバンク 代表取締役 権藤 度夫
トップの意識が変われば、こうも会社は変わるのか!
単なる「人の仲介」ではなく、採用から教育、管理まで一貫して手掛ける「トータルマネジメント」でクライアントの信頼を掴んだスタッフバンク。八度の転業を繰り返しながらたどりついた、体験的経営論。
逆境!その時、経営者は・・・
- エネルギー事業
- コスモライフ株式会社 代表取締役 池澤 寿弘
なにより、まず自分が信用に足る人に
バブルが弾けたことにより、池澤社長は5億円もの借金を背負った。その後新規事業の成功で借金を返済するが、莫大な利益に心が浮き立った。次第に贅沢な生活に虚しさを感じ始めた頃、創業の精神が新たな貢献事業へと池澤社長を突き動かす。しかしそこに待ち受けていたのは取引先による裏切りなど、苦難の連続だった。
2018年9月号
企業事例研究
- 食品製造・サービス事業
- 株式会社セコマ 代表取締役社長 丸谷 智保
ローカルの深掘りにこそ無限の可能性がある
北海道内に約1,100の店舗を持つ「セイコーマート」。ローカルチェーンでありながら、全国のコンビニを対象にした顧客満足度調査(日本生産性本部)で、これまで7度も第1位を獲得している。大手にも劣らない圧倒的支持を得ている理由は、「北海道」の価値を活かした企業戦略にあった。
- 介護福祉業
- 株式会社プロデュース 代表取締役 中原 亜希子
介護の仕事の価値を1人でも多くの人に伝えたい
内閣府の推計によれば、2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症となるという。認知症高齢者の介護は、もはや他人事ではない。そんな介護業界で、大家族的な雰囲気のホームを提供するのが、株式会社プロデュース(福岡県北九州市)だ。
逆境!その時、経営者は・・・
- 金属加工業
- 小松プラント株式会社 代表取締役 角谷 隆
逆境を乗り越え感じた父への感謝
入社以来感じていた違和感から父へ不信感を募らせていた。業界が低迷するなか「こんな人にできたんだから自分にもできる」という世間知らずと慢心で会社を継いだ。その年は2000万円もの赤字を計上。事業が好転するために役立ったのは父が打っていた布石だった。
2018年8月号
企業事例研究
- 食品業
- 株式会社蓬莱 取締役常務 田中 一昭
商売の秘訣は自分がしてほしいことをするこっちゃ!
1日当たり約17万個売れ、いまやたこ焼きと並ぶ大阪の名物、551の豚まん。2015(平成27)年に36歳で3代目の羅賢一氏が社長を継いだ。3代にわたり、そばで社長を支えてきた田中常務にいまも受け継がれる創業者の商人哲学を聞いた。
- 精密板金業
- 株式会社ワタナベプレス 代表取締役 渡辺 玲子
経営者として貫くたった1つの"やらないこと"
機械加工と精密板金を主力事業とし、高い技術で小ロット・多品種に対応する株式会社ワタナベプレス(栃木県宇都宮市)。渡辺玲子社長は、下請けの「家業」から「企業」になりたいと奔走した夫の遺志を継ぎ、23年をかけてそれを現実のものとした。その経営者としての出発点は、理念をつくることだった。
逆境!その時、経営者は・・・
- 木製品製造業
- 株式会社シーエス工業 代表取締役社長 其田 彰二
諦めなければ絶対に花は咲く
「絶対に継がない」と言ってきたものの、父の肝臓がんを機に、26歳で会社を継ぐことになった。経営者としての苦しみ、会社や経営を勉強することの大切さを痛感し、学び始めたその矢先、リーマン・ショックが襲い掛かった。倒産寸前まで追い込まれるなかで、其田社長が学んだ諦めないことの意味とは何か。
2018年7月号
企業事例研究
- 化学工業
- 萩原工業株式会社 代表取締役会長 萩原 邦章
「健全な不安定」がイノベーションを巻き起こす
合成樹脂繊維「フラットヤーン」の製造技術を核に安定した経営を続ける萩原工業。しかし、同社会長の萩原氏は常に「萩原工業をぶっつぶせ!」と言い放つ。その発言の背景には、企業イノベーションへの高い意識と先代から受け継がれる「おもしれえ、直ぐやってみゅう」の精神があった。
- 不動産業
- 株式会社赤鹿地所 代表取締役社長 赤鹿 保生
科学的な組織マネジメントで「自律型人間」を育む
宅地開発事業を主力とする株式会社赤鹿地所は、社員14名で経常利益率15パーセント超を生み出す少数精鋭の会社だ。その背景には、緻密な経営計画と、長年かけて生み出したプロセス管理の仕組みがある。
逆境!その時、経営者は・・・
- 木製品製造業
- 株式会社丸宗 代表取締役 鬼頭 祐治
「1歩も引くつもりはない」苦境の中、気づいた人間の素晴らしさ
人手不足から外国人を契約社員として雇った丸宗。しかし、立ちはだかったのは文化の違いだった。そこに手厚いサポートをしたことで、社員に生まれた一緒に働く人を思う気持ち。その絆はリーマン・ショックという荒波さえも乗り越える堅牢なものだった。
2018年6月号
企業事例研究
- 食品製造業
- 株式会社伍魚福 代表取締役社長 山中 勧
チーム伍魚福で「神戸で1番おもしろい会社」を目指す
伍魚福は「いかなごのくぎ煮」「ピリ辛さきいか天」といった高級珍味の製造卸業者だ。街の酒屋がコンビニになったり廃業したりする中、新たなルートを開拓し存続・発展の道を切り拓いてきた。その原動力となったのは山中社長が打ち出した「チーム伍魚福」だった。
- 機会製造・販売
- 株式会社いわい 代表取締役社長 岩井 和彦
「俺が勝つ」から「共に勝つ」へ―わが社の強みに気づいたとき
ネジや工具消耗品の総合商社である株式会社いわい(茨城県神栖市)は自慢の社員力を背景に、堅実な成長を遂げてきた。トップダウン経営からの転換を図ってきた二代目・岩井和彦社長の「いい会社づくり」への思い--。
逆境!その時、経営者は・・・
- 不動産業
- 木造ホ-ム株式会社小川建美 代表取締役社長 小川 賢一
父の顧客を思う深い心を知った時逆境に立ち向かう肚が決まった
岡山県倉敷市を拠点に木造住宅建築を手掛ける(株)小川建美。「楽しい家づくり」を掲げる同社は、顧客と対等でありながらも、どこまでも顧客目線の「DIYホーム」が好評である。しかし、現在に至るまでの道のりには、小川社長の自己改革と会社の基盤を変える"一か八かの挑戦"があった。
2018年5月号
企業事例研究
- 飲食業
- 株式会社浜倉的商店製作所 代表取締役 浜倉 好宣
人をつなぐ"場づくり"で「横丁文化」の再生に挑む
人口減少による市場縮小、消費者の節約志向、専門店の増加など、さまざまな影響で競争が激化している飲食業界。その中で、異彩を放つのが浜倉的商店製作所だ。戦略的に「昔ながらの文化」をつくり、飲食業界に革命をもたらしたともいわれる浜倉好宣氏へ、その根幹にあるものを聞いた。
- 給排水設備業・リフォーム
- キューハイテック株式会社 代表取締役 日髙 美治
社員が自ら市場を開拓し顧客満足を追求する組織へ
債務超過の会社を引き継ぎ、飽和状態の市場の中で新手を模索し続けた10年の歳月―。その突破口となったのは、「まずはトップが学び続ける」という決意だった。収益構造にメスを入れて業績アップに成功し、長い時間をかけて会社を学び合う組織に変えた。
逆境!その時、経営者は・・・
- 不動産業
- 朝日不動産株式会社 代表取締役 石橋 正好
危機を乗り越えて生まれた社員同士の「忠恕の心」
富山県に本社を置く朝日不動産株式会社。バブル崩壊から続く逆境の連鎖に苦しみ、「会社の土壌が腐っている」と言いながら辞めていく社員もいた。どうすれば会社の土壌は変わるのか。石橋社長が導き出した結論は、「社員さんを感じる」ことだった。
2018年04月号
企業事例研究
製造業山本電気株式会社
代表取締役社長 山本 弘則
変化を前提に考え、変わり続ける3月
同業他社の多くが汎用性のあるモーターを製造するなか、山本電気は、使用する機器ごとに合わせた、オーダーメード的なモーターを手掛けている。前身のプレス加工業時代のノウハウをベースにした独自の開発提案力、臨機応変の対応力に、名だたるメーカーが一目を置く。知られざるグローバル企業、その「競争優位のつくり方」―。
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代表取締役 石川 英嗣
「顧客価値づくり」こそ、わが社の生きる道である3月
"顔が見える物件の管理"と、「他社との差別化」を意識した商品提案によって不動産オーナーの信頼を獲得し、成長を続けるミノラス不動産。業績好調の背景には、大田区、品川区をエリアにした「完全地域密着」へのこだわりがある。
ホームページはこちら逆境!その時、経営者は・・・
販売業株式会社WORK SMILE LABO
代表取締役 石井 聖博
チャレンジすれば必ずチャンスがめぐってくる3月
創業108年。新たな船出を飾った石井社長。新しい時代への道のりは険しいものだった。3億円の借入金、毎月辞めていく社員、父との確執......。度重なる逆境を乗り越え、石井社長が得たものとは。は自社に欠けていたものに気づくのだった。
ホームページはこちら2018年4月号
企業事例研究
- 産業用自動機製造・販売
- スズキ機工株式会社 代表取締役 鈴木 豊
顧客の本音に気づいたことが起死回生の戦略を生んだ
父親が創業した会社に入社したとき、会社はどん底の状況にあった。債権の踏み倒しや人材の引き抜きを受けて苦しい状況が続くも、商圏の限定が思わぬ活路を開く。その後も新製品が大ヒットするなど、勢いに乗るスズキ機工。鈴木社長が語る商売の本質に迫る。
- 美容サービス業
- 有限会社アルシュ 代表取締役 鈴木 欣昭
今までの美容室にない、新しい価値を提供していこう
「モノ」から「コト」ヘ、消費の形が変わりつつある。美容室も例外ではない。もはや「ヘアスタイルが決まれば、それで満足」という時代ではなくなった。「もっと輝きたい」「美しさを保ちたい」、そんな女性たちの思いに寄り添い、潜在するニーズに応えようとしているのが有限会社アルシュだ。
逆境!その時、経営者は・・・
- 家電リユース業
- 株式会社浜屋 代表取締役 小林 茂
「もう絶対に社員は辞めさせない......」心に立てた誓い
関係ないと思っていた、リーマン・ショック。しかし、ある日突然、輸出国からの送金が止まってしまった。輸出ができない状況をよそに増え続ける在庫。とうとう支店を閉め、事実上のリストラも行い、小林さんの心は疲弊していった。その中で学んだ、逆境へ立ち向かうために必要なものとは――。
2018年3月号
企業事例研究
- 環境開発・設計業
- 株式会社流機エンジニアリング 代表取締役社長 西村 司
顧客の要望に応えたいという強い思いが会社の強みをつくり出した
トンネル工事現場の空気を清浄にする集塵機や送風機のレンタル事業において、業界70~80パーセントのシェアを誇る株式会社流機エンジニアリング。高い技術力をコア・コンピタンスと位置づけ、経営の多角化を目指す西村社長の経営観とは。
- サービス業
- Anny Group(ユア・ハーベスト株式会社) お客様係総責任者 二枝 たかはる
石の意思で、健康を支える
風で冷気や暖気を送る従来のエアコンとは違い、 遠赤外線で壁や天井に熱を伝える「光冷暖」。
省エネ性と快適性を両立しているだけでなく、農業分野への応用も始まり、環境へ配慮した画期的な次世代型冷暖システムとして今、国内外から注目を集めている。
このシステムを開発した二枝たかはる社長の事業にかける思いとは--。
逆境!その時、経営者は・・・
- 介護サービス業
- 株式会社福祉の里 代表取締役会長 矢吹 孝男
倒産、夜逃げ、どん底暮らし......。それでも誓った「10年後の再起」
多くの人に迷惑をかけた。そんな痛恨の思いが離れない。食い扶持を稼ぐため「職安」で選んだのはバキュームカーの仕事だった。1つは罪滅ぼしのため。もう1つはどこまでやれるか自分を試すため―。介護サービスのパイオニア、矢吹会長が辿った波瀾万丈の日々。
2018年2月号
企業事例研究
- コインランドリー事業
- WASHハウス株式会社 代表取締役社長 児玉 康孝
コインランドリーで日本初の世界基準を作る
コインランドリーFC(フランチャイズ)チェーン事業を展開し、業界のイメージを覆す店舗づくりをするWASHハウス株式会社。順調に発展を続ける背景には、児玉社長の確かな分析と壮大なビジョンがあった。世界唯一のコインランドリー上場企業へと躍進させた、児玉社長の経営戦略に迫る。
- 不動産
- 株式会社高栄ホーム 代表取締役 北井 博
父が託した「信義のバトン」を手に「地域一流一番店」を目指す
急逝した父の遺志を受け継ぎ、総合不動産企業として着実に成長を続けている株式会社高栄ホーム。
2代目・北井博社長が経営の拠り所にしている「信用第一」への思いとは―。
逆境!その時、経営者は・・・
- アミューズメント事業
- 株式会社東洋 代表取締役社長 中村 秀夫
震災で学んだ〝崩れない〟人中心企業の大切さ
クレーンゲーム台数でギネス認定され、メディア出演も多く、華やかなイメージを持つ東洋。しかし、東日本大震災後の計画停電により、売り上げが半減し、クレーンゲーム全店を閉店。夜も眠れず、倒産も考えた。逆境に挑む中、中村社長が考え至った企業の姿とは―。
2018年1月号
企業事例研究
- 製造・販売業
- 株式会社箔一 取締役会長 浅野 邦子
素材産業からブランド「金沢箔」へ 固定観念を壊す「箔」への思い
創業者の浅野邦子会長は、2人の子どもを育て家事にいそしむ専業主婦だったが、金沢の伝統産業「金箔」を全国ブランドの商品にしようと、貯金15万円を元手に、オリジナル工芸品を作り始めた。
以後、化粧品、食用の金箔、建築装飾と、金沢箔を軸に業容を拡大してきた。その軌跡をたどる。
- 製造業
- 株式会社基陽 代表取締役社長 藤田 尊子 常務取締役 山下典 子
職人の命と地位を守る!姉妹の愛が紡ぐオリジナル製品
全国から「ありがとう」「大事に使います」といったはがきが寄せられる会社がある。
「職人の声に徹底して寄り添う」をモットーに、〝職人の誇り〟を支える姉妹経営者を取材した。
逆境!その時、経営者は・・・
- 小売業
- 株式会社カーセブンディベロプメント 代表取締役 井上 貴之
会社を大きく変えたのは、自分を見つめ直す勇気だった
元銀行マンの経験を生かし、自信を持って経営のかじを握った井上社長。しかし思うように業績は伸びず、社内の雰囲気は悪くなる一方だった。ふと会社を見つめ直すと、倒産寸前の現実が立ちふさがっている。現状の深刻さに気付かされた井上社長の決意とは。